「いい人」「嫌な人」

誰でも自分の周りに「いい人」「嫌な人」っていますよね。
ところが、あなたにとって「いい人」がほかの人には
「嫌な人」ってこともあります。

娘が小学生の頃、仲の良かった友達に
学年一やんちゃな問題児と言われている男の子がいました。

私もそんな噂をほとんど知らなかったので
家に遊びに来ても、別に普通に接していたんですが
本当にいい子だったんですね。

だけど、ある日ママ友に
「○○くんとよく遊んでるんだってぇ?
 色々とトラブル多いって聞くけど大丈夫?」
って言われたんです。

とりあえず、娘にその話をしたら

「あぁ、みんなそういうこと言ってるけど・・・
 たしかにたまに意地悪してくることもあるけど
 そんな大したことないし、あとで謝ってもくるし
 悪い子じゃないよ。」

「それに優しいとこも結構あるし
 意外と助けられることもあるしね。
 一緒に遊んでても楽しいしさ。」

ってケロッと答えてきたんです。

たぶん、娘はその子のことを「問題児」として見てないし
仲のいい友達として接していたから、相手の男の子も
娘には優しかったんだと思うんですね。

家に遊びに来ても、すごく礼儀正しくて
かわいい男の子でしたし。

その逆に、周りには「いい人」だって言われている人でも
自分にとっては「嫌な人」だったり「苦手な人」というのもいます。

ほかの人は気にならなかったようなことが
あなたにとっては傷つくことだったり
気になって仕方なかったことだったりが原因で
その人のことを「嫌な人」「苦手な人」と感じてしまったのかもしれません。

人って色々な面を持っています。
どれもがその人を作っている一面であって
それが全てではありません。

だけど、ある一面だけを見て
「いい人」「嫌な人」と判断してしまいがちです。

いい人だと思ってた人が、ある日突然
「嫌な人」になったり、嫌いになったりしたって
経験をしたことがある人もいるかもしれません。

あなたにとって、その人の「いい面」だけ見えてなかったのが
あなたにとって都合の悪い面が見えてしまったために
「本当は自分が思っていたような人ではなかったんだ」
と感じてしまう・・・

でも、どっちもその人が持っている一面で
どの面を引き出すかは、あなた自身なんです。

もしかしたら、あなたも相手にとって
嫌な面を出してしまったのかもしれない

そのために、相手もあなたにとって嫌な面を
出してきたのかもしれない。

あなたが出す面によって、相手も出す面を変えてきます。
相手が「いい人」か「嫌な人」かっていうのは
案外、あなた次第で変わってくるものです。
 

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