悩み相談の中で多いものの一つに
「恋人がいないから幸せになれない」
といった内容のものがあります。

自分に魅力がないから
恋人ができないのではないか？

出会いがないから恋人ができないのではないか？

といったように、恋人ができないってこと自体を
悩んで相談してくる人がほとんどなのですが

お話を聞いていくうちに

「自分が幸せじゃないのは
　恋人がいないからではないか？」

といったように、幸せになれない原因として
恋人がいないことをとらえている人が
かなり多くいます。

でも恋人がいないことが
本当に幸せじゃないことなんでしょうか？

そして、恋人がいれば
本当に幸せになれるんでしょうか？

恋人がいなくても毎日が楽しくて
幸せだって人もいますよね？

逆に恋人がいても、
なんだかとっても辛そうな人もいます。

そもそも幸せになれるかなれないかの原因が
恋人が「いるかいないか」で決まるのかどうか？

恋人がいないから幸せになれないと悩んでいる人に
「なぜ恋人がいないと幸せになれないと思うのか？」
と尋ねてみると、多くの人が

「自分を幸せにしてくれる人がいないから」

といったニュアンスの答えが返ってきます。

これ、ちょっと違うんですよね。

たしかに恋人と一緒に過ごす時間は
楽しいし、幸せかもしれません。

恋人がいることで毎日が充実して
他のことも頑張れるようになったりもします。

だけど、恋人がいないからといって
幸せになれないわけではありません。

恋人が「幸せにしてくれる」わけではないんです。

幸せというのは誰かに
与えてもらうものではなくて
自分自身でなるものです。

恋人がいなくても
毎日好きなことをして
充実していれば幸せだって
感じるはずです。

まず自分で自分のことを
幸せにすることが大切です。

自分自身をしっかり
幸せにできるようになって初めて
「恋人がいると、もっと幸せかも」
って心から思えるようになるのです。

一人でも幸せだけど
二人でいると、もっと楽しいよね

そう思えるようになるんです。

相手に幸せにしてもらおうと思っているうちは
恋人が出来ても幸せになれません。

自分が思い描いているような
「彼が彼女にしてくれること」を
恋人がしてくれるとは限らないですからね。

相手に幸せにしてもらおうと考えていると
相手が理想通りに行動してくれないと

「あなたのせいで幸せになれない」
ということになりかねません。

自分を幸せにするのは
あくまでも自分自身です。

そして恋人は
幸せにしてくれる人ではなく
一緒に新しい幸せを作っていく人です。

恋人ができないから
幸せになれないという
妄想はキッパリ捨て去ってください。