中学生の女の子の悲しい事件が
連日ニュースで取り上げられてますよね。

一緒にいた男の子もまだ行方不明で
何とか無事で見つかってほしいと思いながら
ニュースを見てたりするんですが。

このニュースに限らず、子供が絡んだ
悲しいニュースが起こるたびに
必ずと言っていいほど

「親は何してるんだ」
「先生はどうなってるんだ」

みたいな批判的な意見が
あちこちで聞かれます。

今回の事件でいえば

中学生の子供が夜9時に外にいるなんて非常識だとか
こんな時間に子供がコンビニにいるなんてとか
こんな生活を許してるなんてとか

まぁ、そういう非難ばっかり。

こういう事件が起こると
こういった非難というか、自分の「正義」とか「常識」を
振りかざしてくる人がいっぱいなんだけど

そういう人たちの子供って
本当に「いい子」に育ったんだろうね。

 

このくらいの時期の子って
どんなに親があれこれ言ったって
言うこと聞かないから。

言われれば言われるほど
反抗的になるから。

 

うちの息子だって小6～中1の頃なんて
しょっちゅうプチ家出してたし。

すっと出て行って帰ってこないんだから
そんなん親がどんなに頑張ったって
止められないでしょ。

それこそ真夜中に必死に探しまくったりなんて
毎日のようにやってたけど
それでも家出は繰り返されるし。

家出しなくたって
塾に行ってた頃は帰りが11時頃だったしね。

娘だって小5の時から
ダンスのレッスンに電車で1時間くらいの場所まで
子供だけで通ってたけど

レッスンが終るのが9時とか9時半だから
帰ってくるのは11時頃。

そう考えると、

夜9時に子供が外に出かけるのは非常識だとか
親のしつけがなってないとか

そういう話じゃないと思うんだよね。

 

それぞれ事情もあるし

親が一生懸命頑張ってても
子供も一生懸命反抗してくる。

それって本来、子供の成長の中で
すごく必要なことだよね。

親から自立していくために
反抗期はとても大事な時期だよね。

普段そういうのに
こういう事件があると

「親のしつけがなってない」
「親がちゃんとしてないから・・・」

って、自分達のことを棚に上げて
非難ばっかりして。

 

どんな親だって、子供のこと
ちゃんと考えてるよ。

ちゃんと頑張ってるよ。

だけど、どうしようもない時だってあるし
色んな事情だってあるし。

子供にも、親にもそれぞれの生活があるし
それぞれの事情がある。

その中で一生懸命やってるんだよね。

 

自分の常識や、正義だけが
正しいわけでも正解なわけでもないってことを
きちんと意識しておきたいなぁと。

 

せめて男の子が無事に見つかりますように。

 

それでは、また♪