それ、仮病じゃないからね
新学期に入って2週間。
子供たちも少しずつ新しい生活に
慣れてきたかなぁ。
と言いながらも、
ゴールデンウィークくらいまでは
まだまだ緊張の連続なので、
しっかり見守ってあげてください。
で、中には早くも体調に出てきてる
子供もいると思うんですね。
頭が痛いとか
お腹が痛いとか
きもちが悪いとか
大人たちはついつい
「そんな仮病を・・・」
って言っちゃったり
「別に熱があるわけでもないんだし」とか
「風邪ひいてるわけでもないんだし」とか
「それは病気じゃないでしょ」って
怠けてるだけだとか
甘えてるだけだとか
突き放すような、呆れるような態度をとって
「何でもないんだから、とっとと行きなさい!」
って、無理やり学校に行かせようとすることが多いです。
学校側も、この時期の欠席にはすごく神経質になってて
「学校に送り出してください。こちらで対応します。
ここで連日欠席すると不登校につながりますので」
っていうようなことを、
親に言ってきたりね。
だから、子供も
必死で頑張ろうとするんですよ。
「何でもないんだから・・・」って。
そして子供自身も
どうしてこんなに具合が悪くなるのか
原因がわかってないことも多いです。
なぁんとなく
「学校嫌だなぁ」
「塾嫌だなぁ」
とは思ってても
そんなのみんな同じだしって
周りは言うからね。
新しい環境なんだから
仕方ないことだよ
って言われるしね。
だけど、本人も気づいてないけど
ギリギリの状態になってるから
体がサインを出してるんです。
「これ以上無理して頑張ったら壊れるよーーー」
「もう無理しないでよーーー」
って。
うちの息子も中1の1学期の終業式に
突然、ひどい腹痛に襲われて
終業式を欠席しました。
夏休み前日ですよ!?
もう次の日からは夏休みで
ホントだったらワクワクじゃないですか。
でも、彼の心も体ももう限界を
越えちゃったんですね。
実は彼にとっては夏休みも
ウキウキワクワクなものじゃなかったんです。
塾の夏期講習もある
無理矢理入れられた部活も毎日ある
彼のキャパは完全にオーバーしてたんです。
夏休みに入ってからも
部活の時間、塾の時間になると
激しい腹痛や、激しい頭痛に襲われて
動けなくなりました。
親から見ても「仮病」じゃないってくらい
脂汗出してたり、顔色が一気に引いちゃったり
ホントに心配になるくらいの状態になって。
で、夏期講習はあと残り3日というところで
塾をやめさせました。
部活も顧問は新人戦に向けて・・・
って毎日連絡してきましたが
無理矢理休ませました。
そして2学期に入って
不登校に突入したわけですが
学校に行かなくてよくなって
症状は少しずつ落ち着いてきました。
あの時、これ以上無理させてたら
もっと症状は悪化してたと思います。
あの時、全てをリセットしたことで
息子も落ち着いて自分のことを
見つめることができました。
そして親である私も
息子の置かれていた状況を
冷静に受け止めることができました。
体調が悪くなるのは
本人も気づいていない
心のSOSです。
親や周りの大人が
しっかりキャッチしてあげて
きちんと対応してあげてください。
それでは、また♪