子供の視点で「今」を見る
子供が何か問題を抱えたり
悩みを抱えたりすると
「そんなことぐらいで・・・」とか
「今の子供は・・・」
みたいなことを、ついつい言っちゃってません?
そういう言い方じゃなくても
「ママの時だって・・・」
「パパの時はもっと・・・」
みたいに、自分の子供の頃と比べて
「そのくらいのこと、乗り越えられないでどうする」
「昔はみんなもっと我慢したのに」
って言ってみたり。
言いたくなる気持ちもわからなくはないけど
親の視点でいくら言ったところで
子供の心には届かないし、反発心だけが生まれます。
子供が口にする悩みや問題は
一見すると、自分の子供時代と一緒かもしれない。
だけど、世の中大きく変わっているんです。
時代背景も、価値観もあの頃とは全然変わっている。
時代背景、価値観が変わっていけば
考え方も変わってきます。
親だって、そういう流れに乗っかって
少しずつ変わってきているのに
子供のことになると、昔の価値観や
昔の時代背景のまんまの解決法を
持ち出そうとする。
それじゃ、子供の心に
響くわけがないんです。
だから、子供の悩みや問題に
向き合うためには
まず、親が子供の視点で
現状をしっかり把握しないと。
今の社会がどうなっているのか
今の学校がどうなっているのか
今の会社がどうなっているのか
それが子供たちにとって
どういう影響を与えているのか
そういったことを、きちんと理解する必要があります。
自分たちが子供の頃だって
親や周りの大人に
「今の子供たちは・・・」
「今どきの若いやつらは・・・」
って言われましたよね。
その時に、子供達は
「あんたたちの時とは時代が違うんだよ」
って反発しましたよね。
それと全く一緒です。
しかも今の世の中のスピードは
本当に早いです。
価値観や時代背景もどんどん変わっていきます。
そんな「今」に振り回されているのが
子供達なんです。
まず親が、そういったことを理解しないと。
子供の視点で「今」を見てください。