今まで通りの生活を崩さない
子供が不登校になったとしても
親は、無意味に焦らず冷静に接することが
大事だってことはわかっても
普段の生活はどうやっていけばいいのか・・・
って悩まれることも多いですよね。
不登校児って、みんな「引きこもり」って
イメージが付きまとってるせいもあるんでしょうけど
昼夜逆転しちゃって
部屋からほとんど出てこなくって
家族とも顔をなかなか合わさない
って思われがちかと。
これって、親や家族がそういう風に
持っていってしまってる場合も多いんです。
「学校に行かないでどうするの?」
「勉強はどうするの?」
「一日ウダウダして・・・」
って、学校休んで家にいて「何もしない」ってことを
ずっと責め立てるわけです。
責めてるつもりはなくても
子供の顔を見るとどうしても
「これからどうするつもり?」
「先のこと考えてる?」
みたいに、ついつい
「このままじゃダメでしょ」って
オーラ全開で接してしまうわけです。
「このままじゃダメだ」なんて
本人が一番わかってるのに
それを顔を見せるたびに
確認されれば、鬱陶しいし
「うるさい黙れ!」
って気持ちになりますよね。
だから、引きこもっちゃうわけです。
顔を見せれば、何を言われるかわかってるから
部屋から出ないようにする。
顔を合わせないようにする。
そうすると必然的に昼夜ひっくり返っちゃいますよね。
そうなっちゃうと
その生活リズムから抜け出すことも大変になるし
ますますやっかいになってきます。
ですから、「不登校」である以外は
今までと変わらない生活を、させてあげてください。
朝も今まで通りに起きるようにさせる。
朝ご飯も今まで通りに食べさせる。
お昼も、給食と同じくらいの時間に
きちんと食べるようにさせる。
夕飯も今まで通り。
不登校になりたての頃は
まだ体調が良くないことも多かったりするので
そういうときは、無理させないで
ゆっくりさせておいてあげればいいです。
「具合悪い」って言ってきたら
普通の時と同じように
どこが悪いか聞いてあげて
場合によっては
「病院に行く?」って
訪ねてあげる。
横になれば大丈夫とかっていうんなら
横にならせとけばいいです。
落ち着いてきたら、普段と同じように
生活させればいいです。
「学校どうするの?」
「勉強どうするの?」
「これからどうするの?」
は、まだ先の話。
まずは生活リズムだけ
きちんと守れるようにしてあげる。
昼間、外出すると補導だとかって
問題がありそうなら
学校が終わったくらいの時間に
外に出るようにさせてあげる。
ちょこっと散歩にいくもよし
本屋さんとか、ショッピングセンターとか
ブラブラさせるのもよし
コンビニにちょこっと行くだけでも
家の中にずっといるのとは全然違います。
あとは、ゲームをやってようが
読書をしてようが、パソコンをいじってようが
昼間きちんと起きて、夜は寝るって
リズムだけ守ってあげましょう。
小学生くらいだと
放課後、友達と普通に遊ぶことが出来たりするので
「遊びに行きたい」って言ったら
今まで通り遊ばせに出したほうがいいですよ。
友達が家に遊びに来るっていうのも
今まで通りさせたって問題ありません。
とりあえず、「今まで通り」の
生活リズムを守らせてください。
落ち着いてくると、
だんだん飽きてくるのでw
そうしたら、次のステップに
進むはずです。