不登校になったのは誰のせいでもないかもしれない
子供が不登校になると
「育て方が悪いから」
「親がきちんとしてないから」
って言われることがよくあります。
原因が学校にあったとしても
学校側もなかなか学校の責任を
認めたがらないという空気があるので
(あきらかないじめとかは認めることもあるけどw)
「他の子はちゃんと学校に来てる」
「家庭にも原因があるんじゃないか?」
って必ずと言っていいほど言われます。
たしかに学校だけが原因とは
言い切れない部分もありますが
だからといって親が悪いってことではないです。
もっと言うと、学校が悪いわけでもない。
環境とか色々なタイミングが
悪い意味で重なっちゃって
不登校になっちゃうだけです。
だから学校だけが悪いわけでも
親や家庭が悪いわけでも
まして本人が悪いわけでもないんです。
「たまたまなっちゃった」だけです。
風邪だってかかりたくてかかる人いませんよね。
みんなそれなりに気をつけてるじゃないですか。
だけど、ちょっと忙しかったり
天候の変化に体がついていけなくって
ついついかかっちゃうことってありますよね。
それと一緒です。
心も体もすごく元気な時だったら
何でもなかったことかもしれないけど
たまたま嫌なことが続いちゃったり
忙しくって体も疲れてて
心にも余裕がなくなってる時に
すごく辛いことがあった(本人的にね)
すごくショックなことがあった(本人的にね)
すごく悲しいことがあった(本人的にね)
そしたら・・・
なんかわかんないけど、学校に行けなくなった。
こういう不登校の場合も
実はけっこう多かったりします。
誰が悪いわけでもないし
何かすごい大きな問題が起きたってほどではなくても
ちょっとしたタイミング
ちょっとしたきっかけで
不登校に「かかっちゃった」りするんです。
だけど、風邪だって
きちんと栄養摂って、しっかり休養すれば
治りますよね。
ちょっと酷かったら長引くこともあるけど
きちんとした対処をすれば治りますよね。
だけど、それを無理してほったらかしにすると
風邪だけじゃすまなくなって
命の危険まで・・・なんてこともあるわけです。
不登校だって一緒です。
ちょっと体と心を休ませたらすぐ治る場合もあるし
少し長引いちゃうこともある。
だけど、きちんと治してあげれば
元に戻ることは出来ます。
それを無理させると、治らなくなっちゃうわけで。
誰が悪いとか何が悪いとか・・・
そんなことより、
まずしっかり「治す」ことを考えてあげてください。