親も子供と一緒に成長していくんです。

「いい先生」「はずれ先生」


子供が学校に行くのを嫌がったり
不登校になったりする理由って
色々とありますが

意外と多いのがいじめより
先生に対する不信感って
やつかもしれません。


うちの子供たちが不登校になったのも
先生に対する不信感っていうのが
ものすごく大きかったです。

まぁそれだけが理由ではないんですけど
この先生に対する不信感っていうのは
ずっと引きずっちゃってかなりやっかいです。


先生に対して不信感を抱く理由っていうのも
それぞれ違いはあります。


残念ながら、全ての先生が
素晴らしいと言いきれない状態もありますし。

 

でも、そういう「はずれ先生」だけが
原因でもないんですよね。


はずれ先生にぶつかっても
うまく乗り越えられる子もいますし

担任が変わったら、元の状態に
戻れる子供もたくさんいます。


もちろん、はずれ先生が原因で
学校に行けなくなる子もいます。

 

そして、子供や親から人気のある先生
評判の良い先生が原因になることだって
ありえるんですよね。


いくら評判のいい先生だからって
やっぱり人間ですからね。
相性っていうのもあります。


先生の何気ない一言や
なんてことのない態度で
すごく傷つく子供もいます。

 

で、きっかけが、はずれ先生だと
親も周りも納得できるんですよ。

「あの先生じゃ仕方ないよね」

って。


そして、学校に行かないことも
許せたりするわけです。


それは、その先生から離れれば
元に戻ると思ってるから。


だけど、次に「いい先生」が担任になっても
学校に行けないままの子もいます。


評判のいい先生が原因で
学校に行けなくなる子もいます。

 

そうすると、親や周りは
「今度の先生はすごくいい先生なのに」
って、あれこれ言いだします。


いい先生になったのに
なんで学校に行けないの?


いい先生なのに、
なんで学校に行けないの?


みんな、あの先生で羨ましい
って言ってるのに・・・?

 

子供には周りがいう
「いい先生」も「はずれ先生」も
関係ありません。


自分にとって
「いい先生」か「はずれ先生」かって
だけの問題です。


これは、周りが色んなこと言っても
どうしようもないことです。

 

で、一番厄介なのが
このたった一人の先生の影響で
「先生」に対して拒絶反応が起きること。


うちの息子は小学校、中学校で
先生たちからひどい目に遭ったため

高校でいい先生に出会っても
なかなか近づくことができませんでした。


いい先生だってわかっていても
どうしても「先生」ってだけで
体と心が受け付けないんです。


これを乗り越えるまでに
かなり時間がかかりました。


今では、ほとんどの先生と
おしゃべりもできるようになったし
自分から頼みごとや相談もできるようになりましたが


そういう状態になったのは
ホントに数か月前のことです。

 

娘に至っては
今の担任は本当に「いい先生」で
娘のことを一番に尊重してくれますが

娘は近づこうとも話そうともしないですし
「私は嫌い」って言いきってます。


それまでの先生で色々傷ついてきたために
どんなにいい先生だとしても

思いっきり警戒して
ちょっとした言葉や態度で
「ほら、やっぱり」を探し出しちゃうんです。


それがたとえ、娘のことを思って
やってくれたこと、言ってくれたことでも

「先生なんて・・・」ってフィルターが
かかりまくってるために
斜めにしか受け取れないんですよね。


その先生が悪いわけでもない
子供が悪いわけでもない


だけど「先生」を受け入れることができず
学校に行けないでいる。


もう、仕方ないんですよ。
いいとか悪いじゃなく
心と体が拒否するんだから。


あとは、子供にとって
「いい先生」と出会って
ちょっとずつ心をほぐしていくしか。


いつかそういう日が来るかもしれないし
来ないかもしれないけど


責めるとか慰めるとか
そんなことしなくていいから
黙って見守ってあげるしかないんですよね。


子供にとって「先生」って
それくらい大きな影響を持ってるんですよね。

 

それでは、また♪

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