明るく活発な子を演じてただけ!?
親というか大人って
活発で明るくて誰とでも仲良くできる・・・
そんな子供が大好きですよね。
いつもニコニコ楽しそうで
周りにはいつも友達がいて
元気に外をかけまわってて
本当に子供らしくてかわいくって。
だけど、それが計算だったら?
それが演技だったら?
子供ってどうすれば大人が喜ぶか
親が喜ぶかわかっています。
いつも一人でいておとなしい子より
明るくてたくさんの友達と遊んでる子の方が
親は安心するし、喜んでくれる。
だから、頑張って明るくしてなきゃ
たくさんの友達と仲良くしなきゃ
そうやって「無理して」頑張ってるとしたら・・・
うちの娘は小さい頃から全然人見知りもしないで
誰にでもなついて、本当に手のかからない子でした。
上の息子がとにかく人見知りは激しいわ
新しい環境に馴染むのに時間がかかるわで
手がかかりすぎてたので
余計にそう感じていました。
息子は私が急な用事が入ったり
具合が悪くなっても、私の母親にしか
預けることが出来なかったんですが
娘はママ友でも全然問題なく
息子を幼稚園に送ったついでに
「今日は役員会でさぁ・・・」
なんて話をママ友にすると
「お迎えまで預かっててあげるよ。
おむつとミルクだけ預かれば
ちぃなら全然問題ないし」
って、その場で預かってもらえたり。
お迎えの時には
「うちのばぁばの家に一緒に行って
お昼も食べたんだけど、ばぁばも
ちぃのなつき方にすごく喜んじゃって(笑)」
って状態で、色々なお宅を転々とすることも。
上の子はお友達に関しても
誰とでも仲良くするってタイプではなく
自分が本当に仲良くできる子か
自分が遊んでることに絡んでくる子としか
なかなか遊ばなくって
一人でも全然大丈夫なタイプで
学校の休み時間も一人で校内をブラブラしたり
教室で一人でいたり・・・
というタイプでした。
娘は、幼稚園の頃から
「友達100人作るぅ~~~」って
クラスの子だけじゃなく
幼稚園中の子と仲良くするようなタイプで
それは小学校に上がってからも一緒で
小学校に上がったときなんて
「これじゃ、友達100人どころか
1000人になっちゃうね」
って笑って話したことがあるくらい
誰とでも仲良く遊ぶような子でした。
だから、私も娘に対しては
大して心配もなかったし
安心して見ていました。
でも、不登校になるちょっと前くらいから
それって、私のことを気遣って
無理してたのかもって感じることが増えたんです。
「友達って100人もいないといけないのかな・・・」
「みんなと仲良くしないといけないのかな・・・」
「一人で静かにしてるのってそんなにいけないことなのかな」
「いつも友達と遊んでないといけないのかな」
「いつも明るくニコニコしてないといけないのかな」
こういうことを、ボソッということが
増えてきたんです。
で、その後に不登校になったわけですが
娘は小さい頃から、私のことを
気遣って頑張っていたんだと思います。
おむつやミルクを渡して
預かってもらうような頃だって
やっぱり本能で
「こうすればママが喜ぶ」って
感じ取ってたんだと思うんです。
だから息子のことでバタバタしてる時は
私のところに近づきもしないで
よそのママのところばっかり行って
相手をしてもらったりwww
「誰がママだかわからないよね」
と言いながら、内申ありがたいって
思っていた自分がいたのも本当ですし・・・
子供って、親に喜んでもらえることを必死に考えるし
親が褒めてくれることを必死に探すし
親が自分のこと「大好き」って思っててくれるように
親の思いを懸命に汲み取ろうとします。
だから、本当は一人でいるのが大好きだったり
誰とでも仲良くしたいわけでもないのに
みんなと仲良くしてみたり・・・
別に一人でいるのが好きだって
友達がいっぱいいなくたって
明るく元気に遊びまわってなくたって
全然問題ないし
子供らしくないなんてことないんですよね。
娘が不登校になって
一人の時間を楽しんだり
あんなに毎日誰かと外で遊んだり
出かけまくってた子が
毎日家にいて
「たまには外の空気でも吸ってくれば?」
って言っても
「家がいいよぉ~~~」
って外に出たがらなかったり。
すごく頑張ってくれてたんだなって。
手のかからないいい子でいてくれたんだなって。
今は自分らしく好きにしていいよって
気持ちでいっぱいな母でした。