「子供が生きがい」になってしまう母親

私自身、最近それを強く感じることが
増えてきてるんですけど

母娘関係で悩んでいる女性の母親って
「子供が一番」
「子供が生きがい」
になってる場合が多いですよね。

私の母親は、私が子供の頃は
仕事が忙しくて、
それこそ子育てどころじゃなかったんです。

学校行事だってなかなか参加できなかったし
出張や打ち合わせで家を空けることも多く
ゆっくり一緒に過ごす時間ってなかなかありませんでした。

もちろんそれはそれで、子供にとっては
寂しい部分もたくさんありましたが

母に「子供以外」の時間や世界があることで
私たちのやることや、考えていることに
必要以上に口出しすることなく

ある意味「自分のことは自分で」ということを
大切にしてくれたので

自分らしく過ごせてた部分も
すごく多かったと思います。

 

それがだんだんギクシャクしてきたなって
感じるようになったのは
ここ数年のことかな。

親の会社が倒産した頃は
親も、私たち家族も

なんとか生活できるようにと
お互いに必死で
いい意味で助け合ってたんです。

倒産したことで、
それまで付き合いのあった人たちとの
縁も切れてしまったりしたので

頼れるのは家族だけというのも
大きかったんですけどね。

でも、何年かすると
なんとか生活も落ち着いてきて。

そうするとね、時間的にも
余裕が出てくるじゃないですか。

しかも私の母の場合は会社を経営してた頃、
寝る時間もないくらい忙しかったり

交友関係も広かったので
毎日のように誰かと会っていたりしていたのが

そういうもの全てがなくなってしまい
時間だけができてしまったので

全てが私に向ってきたんだと思います。

実家には父も弟もいますが
父も年齢と共にどんどんわがままになったりで
仲良く老後を・・・というのには程遠いというか(笑)

弟も倒産後、両親の面倒を見ているという立場なので
母も不満があっても何も言えなかったりと

結局、家族がいても「一人」みたいな
心境なんだと思います。

仕事はしていますが
あくまでも仕事の付き合いなので
友達もいません。

そのために、日ごろの愚痴とかストレスのはけ口が
娘である私に向ってきてるんだということは
理解できるんですけど。

 

女性って結婚や出産という
ライフスタイルの大きな変化によって
交友関係もどんどん変わっていきますよね。

学生時代に仲良くしていた友達と
疎遠になってしまう人も多いと思います。

職場で仲良くなった友達とも
結婚、出産を機に退職してしまって
疎遠になったり。

そのあとは、ご近所付き合いとか
ママ友との付き合いがメインになり

なかなか本音で付き合える関係が
築きにくくなります。

しかもダンナさんは仕事が忙しかったりするので
一緒に過ごせる時間もほとんどなくて。

そういったことで
子供にのめり込むんだと思うんですよね。

自分の周りに誰もいない・・・
でも、私には子供がいる

子供さえいてくれれば大丈夫って
依存してきちゃうんでしょうね。

うちの場合は、歳をとってからなので
また微妙に状況が違うかもしれませんが

歳をとってからだと
それはそれでかえって厄介だったり。

母親が子供以外の「世界」を
持てるようになることが一番なんだけど
歳をとるとなかなか難しいのかな

だからといって、
娘には娘の人生があるんだから

母の人生に付き合う必要は
ないと思うんだよね。

 

それでは、また♪

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