価値のある存在って


私の母は、数か月前まで
清掃の仕事をしていました。

仕事はかなり丁寧で早かったので
会社の上司はもちろん、

担当していたビルや店舗の
関係者の人たちからも
とても評判が良かったようです。


その一方で、仕事も適当だし
自分の都合で勝手に休んだりする人もいて
いつもそういう人たちの尻拭いもしていました。


すごく不満を持っていながら
「私が何とかしないと」
という使命感で働いていたと思います。


「なんで私ばっかり我慢しないといけないの」
って毎日のように私に不満や愚痴をぶつけていましたが

「この仕事は他にもいっぱいあるんだから
 他に移れば?」

というと、
「でも、そうすると会社が困るし・・・」
「あそこができるのは私だけだから・・・」

って具合に絶対にやめようとはしなかったんです。


たぶんね、他の人のいいかげんさや
それを認めている会社に対しては
すごく不満があるんだけど


そんな中で、自分だけは
会社にとって必要な存在だ
会社のためにここまで頑張ってる

っていうプライドみたいなものが
強かったんでしょうね。


「ここにいる私は価値がある」

っていうことを確認できる場所だったんだと思います。


別に家族だって、母のことを
粗末にしてるわけじゃないんだけどね(笑)


でも、別に「すごいねぇ」とか
「頼りにしてるよ」とかって言葉を
しょっちゅうかけるわけじゃないし


こうして欲しいとかってことがあれば
ストレートに伝えるからね。


そうすると母としては
家族は自分のことを認めてくれない

自分のやってることに感謝しないどころか
文句しか言わない

という存在になりつつあったんだと思います。

 

で、数か月前、家族で色々なことが起こり
仕事を辞めることになったんですが・・・


会社はすんなり辞めることを受け入れてくれたことで
逆に、自分は会社にとって必要な存在じゃなかった
っていう思いの方が強くなっちゃったみたいで。


自分が言なくなったら困るから
どんなことをしても続けるように
頼み込んでくるはずだ

って思ってたわけです。


私たちにしてみれば
やめないといけないわけだから
すんなり辞められてよかったじゃんってなるけど

母は違ったわけで。


「みんなが必要だって言ってくれたのは嘘だったんだ」
「私なんてやっぱり価値のない人間なんだ」
「誰からも認められない人間なんだ」


そこからの母は

「私は生きてる価値もない人間」
「私はただの有害ごみ」
「私はみんなのお荷物」

というのが毎日の口癖になり。


もうゆっくりすればいいじゃん
好きなことしてればいいじゃん

といっても

「誰の役にも立てないで
 私にそんな価値はない」


って。


そこまで「自分の価値」にこだわるのは
やっぱり祖母に対する思いなんだろうなぁ・・・


もう70近くになるのに
こんなに母親の言葉や態度って
影響し続けるもんなんだね。


早くその呪縛を取り除いてあげたいけど
かなぁり、手ごわいんだよねw

 

それでは、また♪

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