欲しいものは「欲しい」と言いましょう

日本人は、譲り合う気持ち
相手の気持ちを尊重することが美徳とされています。

だから、欲しいものを欲しいというのは
わがままだからよくないこと

欲張らないで譲ってあげないといけない

と考えている人が多いです。

たしかに相手の気持ちを尊重することも
譲り合う気持ちも大切ですし、素敵なことです。

でも、そのために自分の本当の気持ちを押し殺して
我慢ばかりしていたら人生面白くないですよね。

毎日楽しく過ごしたいのに
周りの人の様子をうかがったり、
ほかの人に譲ってあげてばかりだったら

そこそこの人生は歩めるかもしれないですが
本当に欲しいものはいつまでたっても
手に入れることができないまま
不満が残ってしまいます。

 

例えば小さなことですが
お友達の家に遊びに行ったときに
ケーキを出してもらいました。

「お好きなのを取ってください」と言われても
「私はどれでも大丈夫なので皆さんお好きなのどうぞ」
と、遠慮していたら

他の友達が
「私はこのチーズケーキ頂いていい?
 チーズケーキ大好きで♪」
ってチーズケーキを取りました。

他のケーキはいくつかありましたが
チーズケーキはそれ1つだけ。

しかも、あなたが食べたかったのも
本当はチーズケーキ。

「あぁ、本当はチーズケーキが良かったのに。
 1つしかないから遠慮したのに
 何であの人は、あっさり取っちゃうの・・・
 だったら私も言えばよかった」

このような経験ないですか?

周りに遠慮したり、譲ってあげたりした結果
自分だけが我慢することになった・・・
という小さな不満。

それ自体はほんの小さなことですが
これが何度も積み重なっていったら・・・

「なんでいつも私ばっかり我慢しないといけないの」
「結局、わがまま言った方が得するってどういうこと」

って不満が募っていくと思います。

欲しいものを欲しいと言うことは
決してわがままではありません。

自分が本当にしたい仕事があるのに
「自分にはそこまでの力がないから
 ほかの人に譲ったほうが・・・」とか

有給を取りたいと思っているのに
「今は忙しいから、そんなわがまま言っちゃいけない」とかって

我慢してたら

「私チャレンジしたいです」って
自分より若い子が手をあげてみたり

同じ部署の人が、自分が取りたかった日に
有給を取っていたり。

欲しいものを欲しいといったからと言って
全てが手に入るものではありません。

だけど、「欲しい」と言わなければ
周りにはあなたが欲しがっていることには
気付くことができません。

欲しいものを「欲しい」と言った後で
譲るべきこところは譲る

手に入らなかったとしても
それはそれで「仕方のないこと」として
すっぱり割り切る

そうすれば欲しいものを「欲しい」と主張しても
決してわがままじゃないですし

自分が欲しいものをしっかり手に入れるチャンスが
格段に広がってきます。

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