親も子供と一緒に成長していくんです。

その「保護」がかえって子供を危険な目に会わせることになるかもしれません

最近は、不審者が多かったりと
子供達だけで、外で遊ぶのは危険だとか
子供だけで外出するのは危険だって

公園で遊ぶのも親がついていったり
塾や習い事の送迎をしたり
友達と遊びに行くのでも親が引率したりと・・・

なんだかとっても窮屈な世の中ですが。

実際にうちの娘も不審者に出くわして
警察に通報したって経験があります。

だから、子供達が外で遊んだり
外出するのが心配なのはたしかです。

だけど、だからといって
何もかも親がついてなきゃダメでは
先々困りますよね。

小学生の低学年くらいまでなら
まだ親がついていくとか
習い事の送迎とかもありでしょうが

高学年になったり中学生になれば
子供の世界も広がってくるし

塾や習い事だっていつまでも
送迎し続けるわけにもいきませんし。

中学になれば、部活によっては
遠征だったり、試合だったり
外部で練習だったりと
子供だけで出かける機会はどんどん増えます。

いつかは子供だけで外に出なきゃいけないわけです。
いつまでも親が子供を「保護」し続けられないわけです。

だったら
「危ないから」「心配だから」といって
付きっきりでいるよりも

そういった危険を回避する方法
そういった危険にあった時にどう対処すればいいかを
しっかり教え込む方が大切じゃありませんか?

例えば、我が家は小1になった時点で
子供だけで公園に行くことを許していました。

ただし
・基本的に家から一番近い公園だけ

・公園に行って、誰もいなかったらすぐに帰ってくる

・一人で、死角になるような場所には行かない
 どんなことがあっても5時には帰宅する

・危険を感じたときは、家に帰ってこれない場合は
 すぐそばにいる大人に助けを求める
 または、すぐ近くの家に逃げる

といったようなルールを徹底していました。

 

もちろん、実際に遊ぶ公園で、どこが危ないか
どういうところに一人で行ってはいけないか
ということもしっかり教え込みました。

大人に助けを求める方法も、
しつこいくらい教えました。

他にも基本的な交通ルールや
友達とトラブルを起こしてしまったり
相手にけがをさせてしまった時などの
対応も、何度も伝えました。

 

そういう基本的なことをきちんと教えた上で
あとは子供を「信じて」子供だけで
遊べる環境を作ってきました。

小5の時には、電車で2駅の映画館まで
子供だけで行けるように教えました。

電車の乗り方や、困った時の対処方法
映画館での注意事項など

危険回避だけでなく、公共機関でのマナーや
公共施設でのマナーなどもしっかり教えて
「独り立ち」できるようにしていきました。

 

いつまでも子供につきっきりでいるのは不可能です。

「心配だから」といって、いつまでも
子供にべったりはりついて
いざ、子供だけで行動しないといけなくなったら・・・

その方が危なくないですか?

今まで親につきっきりで守られて
自分で危険回避する方法を知らない
トラブルの対処方法を知らない状態で

いきなり外に放り出されたら・・・

 

全然泳げない人が、安全な船から
いきなり海に投げ出されるようなもんです。

子供のことを考えているのなら
「保護」し続けるんじゃなく

自分の身の守り方をしっかり教えてあげて
自立できるようにしてあげる方が
よっぽど大切なことだと思いませんか?

 

「うちの子にはまだまだ無理よ」
っていうのは、親の勝手な思い込みだし
子供に失礼ですよ。

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