親も子供と一緒に成長していくんです。

「素直でいい子」で本当に大丈夫?


「うちのお兄ちゃんって本当に素直で・・・」
「うちの上の子って本当にいい子で・・・」
「一人っ子なんですけど、本当に聞き分けのいい子なんです」


ママたちが嬉しそうに話すのを聞いて
「それはよかったねぇ~~~」
って思う反面


「その子たち、このままで大丈夫かい?」
って勝手に心配してしまったり。

 

だって、子供が親の言うこと聞きまくりで
いい子なんて本当はありえないことで。


小さい子供だって自己主張の塊で
何でもかんでも

「イヤ」

って反抗してくるし


大きくなれば、親の考えが気に入らなかったり
自分の思いが大きくなってくるものだし。


そういうことを親にぶつけながら

それでも親は自分のことをきちんと認めてくれる
自分のことを信じてくれる
自分のことをちゃんと愛してくれてる

っていうのを確信して
安心して成長していくものだと思うんだよね。

 

それが

「『ママはこう思うんだよねぇ』っていうと
 『僕もそう思う』って私と考え方そっくりで」とか

「『ママはこっちがいいと思う』っていうと
 『そうだよね』って素直だし」とか

「『ママはこういうの嫌いなんだよね』っていうと
 『僕も嫌いかも・・・』っていい悪いがちゃんとわかってて」

って、なんでもママと一緒で。

 

上の子(一人っ子も)って
親にとって初めての子だから
いっぱい理想とか希望があって。

「元気に育ってくれさえすればそれでいい」

と言いながら、色々と手をかけたり
夢を託したり。


子供も親の思いをひしひしと感じてるから

「ママが喜んでくれるのが・・・」

って素直でいい子になって。

 

しかも
「あなたの好きにしていいよ」
「あなたはどう思うの?」

っていう割には

「ママはこうした方がいいと思うけど」
「ママはこっちのほうがいいと思うのよね」

って先にママの思いを聞いちゃうから

「そうだよね」って答えちゃう。


だって
「そうだよね」
って答えればママが嬉しそうにするし

ママが
「いい子だね」

って褒めてくれるし、喜んでくれるから。

 


でも、だんだん大きくなって
自分で色々と決めないといけなくなってきて


だけど、今までママが全部決めてきて
それを聞いてきてるから

どうやって決めていいかわからない。

 


そしたら
「そんなことも自分で決められないの?」
「あなたは『自分』がないの?」

ってママに言われて・・・

 

ママにとっての
「素直でいい子」が


実は大きくなって
自分で何も決められない
「困った子」になってしまって

悩む親が多かったり。

 

だけど、そういう子供にしちゃってるのは
実は親の「うちの子は素直でいい子」って
喜びまくってる態度だったりするってこと。

 

都合のいい
「素直でいい子」を
作っちゃってませんか?

関連記事

スポンサードリンク