目的と手段
息子が昨日、担任と面談をしてきました。
面談理由は、もちろん卒業に関して。
というか、単位取得に関してです。
先日のスクーリングで色々あり
単位を落として帰ってきた息子。
で、その分をキャンパスの方で
何とかできるということで
再び頑張り始めたんですが。
普段提出するレポートとは
ちと違って
家で勉強のしようがないというか
まとめられないというか・・・
とにかくどうしようもない状態だったらしく
自分から担任に相談し
昨日の面談となったようです。
この間、私は一切
口出ししてないんですけどね(笑)
あ、一言だけ言いました。
「あなたにとって一番必要なものは?」
彼にとって高校卒業という資格は
別に必要ではありません。
だから、どうしても嫌だったら
今からでもやめてもいいと
私とダンナさんは腹をくくっていました。
ただ、彼の中では
卒業資格自体は必要ないけど
どうしても卒業したい理由が
別にあったわけです。
ということで、自分の目標とか目的のために
今の学校をどんな形でもきちんと卒業する
必要があると彼は判断しました。
彼にとっては卒業が目標、目的ではなく
自分の目標、目的に必要な手段の一つだったわけです。
そのためにその前段階として
何としても単位を取得しないといけない。
で、担任といろいろ話し合った結果
今まで受けていた補習とは別枠で
どうしても勉強についていけない生徒のための
特別補習の枠でなら何とかならないか?
という提案がされたそうです。
ただね、この特別枠というのは
言い方悪いけどいわゆる
「落ちこぼれちゃってる子」のための
枠なんだそうで。
一生懸命授業を受けてる、一生懸命補習も受けてる。
だけど、追いつかない子を救ってあげるための補習です。
ですから、誰でも受けられるってわけでもなく
職員会議にかけて、先生たちがOKを出した生徒だけが
「招待」されるらしいんです。
まぁ、担任が会議にあげるんで
まずOKは出るんですけどね。
だけど、ここで担任はひとつ心配したそうです。
周りから「そういう目」で見られたり
色々言われたりするかもしれない
ってこと。
でも、息子は担任に言い返したそうです。
「別にそんなん関係ないっしょ。
俺は単位さえ取れて卒業できればいいんだから。
勉強ができないって思われたって
必要なもの手に入れるためなんだから関係ないし。
いい成績を取る必要もないから」
先生も思いっきり納得してくれて
精一杯サポートしてくれる約束をしてくれたそうです。
勉強や学校って、目的でも目標でもないんです。
自分の人生を生きるための
「手段」の1つでしかないわけです。
自分のやりたいことに英語が必要な子は
自分から英語の勉強をします。
数学が必要な子は数学を勉強します。
その学校に行くことで
自分のやりたいことに近づけるのであれば
その学校に行くために頑張ります。
「いい学校」「いい成績」をとることが
目的でも、目標でもないんです。
だから、学校の勉強が必要ないって子もいます。
それはそれでいいんです。
だって、他に必要な「勉強」があるんだから♪
みんな、自分の目標、目的のためなら
ちゃんと頑張ります。
そして目標、目的を達成させるための
手段って一つじゃないです。
どれが正しい、どれが間違ってるじゃなくて
目標、目的を達成できればいいだけの話です。
ということで、息子は自分の目標のために
自分から手段を掴み取ってきました(笑)
それでは、また♪