親も子供と一緒に成長していくんです。

「いい学校」じゃなく「合う学校」


先日のフリースクールの保護者会で
先生が言った一言に衝撃を受けました。


「新年度がスタートして1週間ですが
 すでに、編入相談を5~6件受けています。」


この前、入学したばっかりだよ?
やっと高校生になって
新しいスタート切ったばっかりだよ?

って思っちゃいますよね。


でも、この数年
このスタート時期からの編入相談は
確実に増えているそうです。


入学式には出席したけど
次の日から学校に行けなくなり
もう戻れないって言い出す子供たち。

入学式の次の日までは学校に行ったけど
「この学校はムリ」と言ったまま
学校に行けなくなる子供たち。

 

実際の相談電話は
1週間で5~6件かもしれないけど
サポート校の1キャンパスに過ぎないですからね。

このキャンパスも新入生が100人くらいと
キャンパスの中では大きい方ですが
それくらいの人数しかいないとことです。


そしてサポート校っていうのは
他にもいくらでもありますし

このサポート校だって
全国にキャンパスが20以上あります。


そう考えると・・・
1キャンパスで5~6人の相談があるということは
他のキャンパスやサポート校でも
同じような相談があるということです。


もちろん相談してきているご家庭なんて
ホントにごくごく一部ですしね。


ということは、こういった子供が
すでにどのくらいいるんだろう・・・


保護者会で言われてたのは
「学校選びの問題」が大きいと。


学校を選ぶときに
「いい学校」を選ぶ傾向が
まだまだ強いです。


「いい学校」というのは
偏差値が高いとか、進学率が高いとか
そういったことね。


数字で表されるので
基準がはっきりして選びやすいのは
たしかです。

だから、先生も親も
すこしでも「いい学校」に行けるように
おしりをたたき続けます。


だけどその「いい学校」が
子供にとって「合う学校」かどうかは
全くの別問題です。


「合う学校」というのは
偏差値や進学率とは別に

その子にとって、いい環境であるか
人間関係がうまく行く学校かなど

その子そのものの相性だとか
そういったものですよね。


でも、これって
数字ではけっして見ることができませんし

たかだか1回学校見学に行ったくらいで
すぐに見分けられるような
簡単なものでもありません。


だから、余計にすぐ見える
「いい学校」を基準に選んでしまいがちに
なるんでしょうけど。


だけど、その結果が
入学してすぐの不登校って
形なんですよね。


勉強そのものは自分の意思で
いくらでも埋めることができます。


だからこそ、「いい学校」より
「合う学校」に行くことが
大事なんだと思います。

 

行ってみたけど無理だった・・・

で、もう一度やり直すことも
全然悪いことではないけど


そのことで必要以上に心に傷を負ったり
親も経済的負担を負うくらいなら

受験する前に
徹底的にその部分を
大事にした方がいいと思います。


「いい学校」じゃなく「合う学校」を
きちんと見つけてください。

 

それでは、また♪

 

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