親も子供と一緒に成長していくんです。

居場所がない


不登校になる原因と言うと
いじめだったり、勉強についていけないとか
先生との衝突とかっていうのが
けっこう多いかなと思うんですが。


いじめも受けてないし、友達もいるし
成績だってそこそこだし、
目の敵にされてるわけでもないし
部活だってそれなりにこなしてるし・・・


とりあえず、ごくごく普通の学校生活を
送ってるというか送れてるのに
突然、学校に行きたくないって
言い出す子供もいます。

 

親としてはパニックですよね。
原因が何もわからないんですから。


学校だって理由がないから
対処できないので

「とにかく学校に来い」

としか言いようがないわけで。


だけど、本人は
「行きたくない」
「行けない」
って言うし。


これって、何が原因なの?
学校で本当は何かあるんじゃないの?
家に問題があるの?
親子関係で何か不満があるのか?

 

そんなここが原因じゃなくたって
学校に行きたくなくなってしまう場合があります。


「つまらない」
「居場所がない」


学校がつまらないのなんて仕方ないことでしょ!?

友達だっている、部活だってやってるのに
居場所がないって何それ?


って思っちゃいます?

思っちゃいますよね、大人は。


だけど、子供にとっては
すごく深刻だったりするわけです。


だって、学校って一日の大半を過ごす場所じゃないですか。

そこが、つまらなくて仕方ない
そこにいることが苦痛ってなったら
一日の大半を苦痛と闘ってストレスの嵐なわけです。


だったら、楽しいこと見つければいいじゃん。
居場所を見つければいいじゃん

って思うかもしれません。


そんなことは、本人だってとっくにやってます。
だけど見つからなかった。

見つからないけど、何とか騙しだまし
折り合いつけながら学校に通ってた。


だけど、その苦痛とストレスがピークになって
自分で抱えられなくなっちゃって
行けなくなっちゃった。

 

今の学校って、特に中学って
「高校に行くため」の3年間ですよね。


他にも中学生だからこその経験を
するでしょとかってきれいごとを言うけど

実際は、勉強も部活も
高校に行くためにやってるというか
やらされてる。


勉強や部活以外も委員会や係とか
行事とか全てが、高校進学に直結してる。


楽しいとか楽しくないとか
やりたいとかやりたくないとか

そんなこと関係なしに
「少しでもいい高校に行くために」

ってものさしで学校が動いてる。


「この3年間頑張れば高校で楽ができる。
 だから今は頑張るしかないだろ」

って先生は言う。


だけど、高校で楽したいとか
いい高校に行きたいって考えてる子ばっかりじゃなく

やりたいこと、興味のあることが他にあって
そっちをやりたいって思ってるのに

「今、そんな暇はない」とか

「優先するべきことを間違ってる」

って、頭から否定されて。


そりゃ、高校進学って
今の時代当たり前のことだけど。


でも、当たり前になった今って
逆に、探せばどこかに入ることはできるわけで。


てことは、高校自体に
重きを置いてない子だったら
入れればどこでもいい

やれることができれば、それでいい

って感じだと思うんですよね。


それをきちんと尊重してあげれないと
学校に居場所は見つけられないし
つまらなくて仕方ない場所でしかないと。


これからまだまだいろんな可能性を
秘めてる年頃なんだから

みんながみんな同じ方向を
向いてなくてもいいんじゃないかな。

みんなと同じ方向を向いてないことを
否定する必要はないんじゃないかな。


もっと一人一人を尊重してあげれば
それぞれの居場所が見つかって
毎日楽しく過ごせると思うんだけど・・・

 

不登校って、ホント色々な
原因が潜んでるんだよね。

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