子供が全然お手伝いをしないって文句言っても・・・
「中学生にもなって家のこと何もしない」
「高校生なのに、自分が使ったお皿すら洗わない」
と、子供がお手伝いをしないで困ると
悩んでいる親が多いですが。
えっと・・・
小さい時から、お手伝いさせてましたか?
「一緒にご飯作るぅ~~~」って
キッチンに走ってきた子供に
一緒に料理をさせてあげましたか?
汚れが全然落ちない皿洗いでも
根気よくやらせ続けられましたか?
自分の部屋は自分で片づけられるように
小さい頃から、一緒に片づけをしたり
「ここは、あなたの部屋だから自分できれいにしようね」
ってきちんと責任を持たせてましたか?
畳んでも畳んでもぐちゃぐちゃな洗濯物を
綺麗に畳めるようになるまで
何度も一緒に畳みなおしましたか?
子供にお手伝いをさせるのって
本当に根気がいります。
手伝ってくれてるのか邪魔されてるのか
わからない状態が長い間続きます。
お手伝いをしてもらうために
長い間、それに付き合って
サポートしてあげる必要があります。
ぶっちゃけ、自分でやった方が
何倍も早いし、イライラしないですみます。
子供も、子供の「都合」や「予定」があるので
親の都合通りに動いてくれたりもしません。
特に今の子たちは、習い事や塾で
忙しい毎日です。
親も仕事を持っていたり、子供の習い事などの
送り迎えなどでめちゃめちゃ忙しいから
その隙間でチャチャッと家事を済ませたいですしね。
そうすると子供が手伝いたいと言っても
「今日は忙しいから、また今度お願いね」
ってなってしまったり。
それに
「あなたは勉強だけしててくれれば・・・」
「学校のことだけきちんとやってくれれば・・・」
「あなたの仕事は『勉強』でしょ」
みたいに、勉強さえしていてくれれば
部活さえ頑張ってくれていれば
あなたはお手伝いなんてしなくたっていいのよ。
って親も意外と多かったりして。
お手伝いにしろ、家事にしろ大きくなったからって
急にできるものじゃありません。
全て今までの「積み重ね」なわけです。
今まで
「何もするな」
「かえって邪魔になるから手を出すな」
「勉強だけしてればいい」
って言われてたのが、突然
「中学生にもなって、こんなお手伝いも出来ないなんて・・・」
「高校生にもなって自分の部屋すら掃除しないなんて・・・」
「親だって忙しいんだからもう少しお手伝いしてくれたって」
「何もしないで何でもかんでも親に言ってきて・・・」
って文句言われたって子供だって困ります。
子供がお手伝いできないのも
家事ができないのも、
全部、親のせいですからね。
親が出来るようになる「チャンス」を
奪い続けてしまった結果です。
これって子供にとっても
とっても不幸なことですよね。
だって勉強がいくらできても
自分の身の回りのこと何もできないんですから。
親から離れたらどうなっちゃいます?
さぁ・・・どうしたらいいもんか