親に感謝することと面倒を見ることは別

最近、親や家族を殺してしまうという
悲しいニュースが多いじゃないですか。

そして事件を起こしてしまった原因が
親の介護に疲れたとか、
親の介護のために生活が苦しくなったとか

中には親だけじゃなく
兄弟の面倒まで見ないといけないって
いうのもけっこうあって

ますます悲しくなります。

ただね、こういったニュースを
見るたびに思うんです。

親や家族も大事だけど
もっと自分のこと大事にしてあげていいんだよ

って。

日本ってどうしても家族の問題は
家族で何とかするもの

それこそ「自己責任」って
意識がすごく強いです。

そして、親の面倒は子供が見るものって
「大前提」があります。

だから、どんなに苦しくても
どんなに自分が犠牲になっても

「子供(家族)なんだから
 どうにかしないといけない」

ってなっちゃうんだと思うんです。

でも、それで一体だれが幸せなの?

もちろん自分の親です。
親がいたから、今の自分がいます。

親にはめちゃめちゃ感謝してます。

だからって親の面倒を見るために
生まれてきたわけじゃないです。

子供には子供の人生があります。
そして新たな家族を作っている場合だってあります。

 

無理しないで面倒見れるなら
もちろん見てあげればいいと思います。

自分が本当に親の面倒を見たいと思うなら
見てあげればいいと思います。

だけど、そのために
自分や自分の大切な人を全て犠牲にしても
共倒れになるだけで

誰も救われません。

周りの人に何か言われる?
言わせておけばいいんです。

冷たい人間だって思われる?
思わせておけばいいんです。

 

親だって、そこまでして
面倒見てもらいたいとは思ってないはずです。

だって、親の幸せは
子供が幸せになることですから。

自分のせいで子供が不幸になったら
それこそ親だって救われません。

自分が面倒見れなくても
見てくれる人はいます。

 

実際私はそうしました。

私の実家は現在、生活保護を受けています。

春先に弟が若年性脳梗塞というのを発症し
仕事ができなくなりました。

そして夏に父が脳梗塞で倒れ
現在もリハビリ中です。

母はそういったことにショックを受け
精神的に参ってしまい現在入院しています。
もちろん仕事も辞めました。

で、生活保護を受けるにあたって
当然ながら身内である私の元に
「面倒見れないか」と連絡はありました。

私もね、自分の親や弟ですから
面倒見れるんなら見てあげたいとは思います。

だけど、実家を背負うほどの力は
今の私にはありません。

自分の家族を守る方を選びます。

だからって親を見捨てたとか
弟を見捨てたってことではなく

私ができることを出来る範囲では
やってあげてるつもりです。

市の方も、きちんと説明すれば
ちゃんと理解してくれますし

「共倒れになるのはよくないですからね。
 そのためにこういう制度があるんですから
 堂々と使うべきです」

って言ってくれて

色々と相談にも乗ってくれてます。

 

何もかも自分で背負う必要はない。
そのためにみんなで不幸になって
共倒れになる必要はない。

自分ができないことは
素直に誰かに助けてもらえばいい。

そして、みんなが今一番
「幸せ」になれる形を選べばいい。

 

親や家族に対する感謝の気持ちと
面倒を見るというのは全く別の話です。

 

それでは、また♪

 

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