子供をかわいいと感じられない本当の理由

自分のお腹を痛めて産んだ子供のことを
かわいいと思えないと悩んでいる人が
年々増えている気がします。

これは、昔のように大家族じゃなかったり
近所付き合いが減ってしまったために
周りの人に助けを求められなくって
一人っきりで抱え込んでしまうという
環境の人が増えてしまっているというのも
一つの原因ではあります。

核家族が増え、赤ちゃんや小さい子と
接する機会もなく大人になってしまい
子供の接し方がわからないとか

初めての子育てでわからないことだらけなのに
周りに頼れる人がいない環境であったりと
子育てするには厳しい状況です。

でも、原因はそれだけではありません。
というより、もっと根本的な原因が
潜んでいる場合の方が多いです。

それは、「母親」との関係です。

子供にとって母親とは絶対的な存在だし
一番信じて愛している人です。

どんな子供でも母親に愛されたいと思っています。

ただ、残念ながら色々な事情や性格から
母親にとって子供が絶対的存在に
ならないことがあります。

子供の頃に母親との関係がうまくいかなかったことが
自分が親になった時に子供との関係がうまくいかなかったり
かわいいと感じられないということを引き起こしているのです。

例えば、子供の頃に母親に甘えたい時に
甘えることが出来なかったとか

泣きたい時に泣くことが出来なかったとか・・・

母親が「いい子」でいることを強く求めすぎたために
母親に愛されるために「いい子」でい続けてしまった。

とにかく母親の望んだ通りに動かなければ
自分のことを認めてもらえなかったので
自分の気持ちを押し殺してでも
母親の望む通りにしてきた。

自分は母親の望む子供を演じてきたのに
自分の子供は、自分の主張をしてくる・・・
それが理解できないし、どうしても許せない。

 

母親に愛された記憶がなくて
子供の頃の母親との思い出がないために
自分の子供に対して
どうやって接してあげればいいのかわからない。

子供は母親の望む通りに生きていかないと
認めてもらえない、愛されないと思っていたのに
目の前にいる子供は
一方的に愛されること、守られることを要求してくる。

自分がしてこれなかったことを
自分に求めてくる子供に対して
戸惑うのと同時に嫉妬すら感じてしまう。

 

そして、自分が味わってきたことと同じことを
無意識のうちに子供に求めてしまっている。

「母親」との関係は良くも悪くも
連鎖していきます。

もし子供との関係で悩んだり
子供のことをかわいいと感じられない時は
自分の母親との関わり方を振り返ってみる
必要があります。

これは本当に苦しい作業です。
無理矢理忘れようとしていた記憶もあるかもしれません。

だけど、自分の子供をきちんと愛するため
そして自分自身を受け止めて愛するためにも
避けては通れないことです。

母親との関係は、自分の子供との関係以外にも
色々なところで影響が出てきます。

対人関係だったり、仕事だったり
自分に自信が持てないといったような悩みも
母親との関係が影響していることが多いです。

母親の呪縛から解放されたとき
自分の子供のことも心から愛せるようになります。

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