今まで常識だと言われていたこと
正しいと言われていたことが
非常識になっていること、間違っていたということは
よくあることです。
でも、なぜか今まで常識だって信じていたことや
正しいって信じていたことって
そのまま信じつづけようとしますよね。
私は、息子も娘も帝王切開で出産したんですが
出産後丸一日絶食だったんですね。
出産後というと、栄養があるものをたくさんたべることが
常識だと思っていたし、実際に親や周りからそう言われてました。
まぁ手術直後だからそれは仕方ないとしても
次の日も、具が何も入っていないスープやら
重湯やら、そこからおかゆで・・・
当然おかずだって「質素」なものでした。
しかもスープを飲み始めたときには
授乳も始まったわけです。
当然、こんな食事で赤ちゃんに栄養が行くのか?
母子ともに大丈夫なのか?って
すごく心配しました。
そしたらね、授乳指導をしてくれた助産婦さんが
「昔は栄養状態が悪かったから、せめて妊娠中、授乳中は
栄養価の高いものをたくさん摂るようにって言ってたけど
この飽食の時代、そんな心配は全くないんだよ。
むしろ、妊娠中だ授乳中だって言って
過剰に栄養価の高いものを食べすぎるから
太っちゃうんだよね。
だから、帝王切開で絶食とかおかゆっていうのは
体の中の余計なものをなくすためにも
逆にいいかもしれないくらいなんだよ(笑)
帝王切開だと産後太りしにくくなって
ある意味ダイエットになる(笑)」
って教えてくれたんです。
もうびっくりですよ。
実際、子供もきちんと成長しましたし
私自身もこの食事でのトラブルは一切なかったですし。
それでも、義母などは昔の常識を信じて疑わないので
授乳のときは栄養価の高いものを食べないとって
お見舞いに、大きなおはぎを作って、持ってきてくれました。
「今はこれでも大丈夫らしいですよぉ」
って言っても
「そんな・・・常識じゃ考えられない」
って引きませんでしたが(笑)
とりあえず、術後で食べれないって言って
納得してもらったんですが
やっぱり、自分が常識だって刷り込まれてきたことや
思い込んでることって、「違う」って言われても
なかなか認められないんですよね。
だけど、その常識を信じたまま行動し続けることで
問題が起きることもよくあるし
うまくいかないこともあるわけです。
それは、自分が間違っているんじゃなく
「常識」が間違っているだけかもしれません。
「これが常識」「これが正しい」っていうことも
本当に正しいことなのか、自分にとって常識なのかって
きちんと考える必要があります。