日本は、質素とか倹約を素晴らしいことだって
言われてますよね。
「清貧」って言葉が全て物語ってるというか・・・
お金が欲しいというのは、はしたないことって
小さい頃から言われてる人も多いと思いますし
高価なものや、ブランド品を買ったりすると
「そんな無駄遣いばっかり・・・」
「見栄ばっかり張ったって・・・」
みたいなこと言われたり。
お金がなくても志を高くとか
お金があるとロクなことがないとか
言われるし。
だから節約上手な女性は
女性の鏡って言われるし。
スーパーのチラシとにらめっこして
1円でも安く買い物ができる人が
素晴らしい主婦って言われたり。
必要ないものにお金を使うことはないけど
お金を使わないから素晴らしいっていうのは
何か違うと思いませんか?
だって、お金って
自分が欲しいもの
必要なものを手に入れて、
より幸せを感じるため
より充実した生活を手に入れるため
より自分らしい生活を送るため
の対価として使うものでしょ。
お金を使わないで、それらを
全て手に入れることができるなら
それはそれでいいけど
現実問題として
それは不可能ですよね。
だからこそ、もっとお金について
きちんと考えないといけないと思うんです。
ただ、お金を使うのは悪とか
お金を欲しがるのは悪とか
っていうんじゃなくて
自分にとっての
正しいお金の使い方
幸せになれるお金の使い方
そのために自分にとって
必要なお金の額
そういったことと
きちんと向かい合って考えることが
大事なことではないですか?
高級ブランドのバッグにしても
ある人にとっては「見栄を張る」ためだけのもので
別に本当に欲しいものでも、必要なものでもなくて
ただの無駄な買い物でも
ある人にとっては、本当にそのブランドが好きで
そのブランドのバッグを持つことで
毎日がとても幸せなものになって
そのバッグのために毎日頑張ることができる
ことだってあります。
高級ブランドだから無駄だとかって
一概には言えないですからね。
食べるものにしたって
とにかく1円でも安く買い物して
その中でおなか一杯になるように料理をすれば
素晴らしい主婦って思われがちですが
人生の中で食べることが一番幸せなことで
あとのことは我慢できるけど
食べることだけは妥協したくない
って人の場合や、そういう家族がいる場合には
単に安いものを買って作ったからって
素晴らしいこととは言い切れませんよね。
何でもかんでもお金をかければいいってもんではないけど
自分にとって大切なことにまで、お金を使わないようにしてたら
何のためにお金を稼いでるのかわからないですよね。
お金をいくら貯めこんでも
使わなければ意味ないですからね。
棺桶に入れても、墓場に持っていっても
何の役にも立ちませんよ。
お金は生きてるうちに
生きた使い方をしないと。
本当にお金が必要なければ
そんなに無理して働く必要もないでしょ。
やっぱりお金が欲しいって思ってるわけだし
幸せな生活のためにお金が必要だって思ってるから
一生懸命働いてるんですよね?
何でもかんでも我慢して
節約して、質素に暮らしても
幸せじゃないんなら
それは全然素晴らしいことじゃありません。
自分を幸せにできるお金の使い方が出来る人が
本当の「やりくり上手」だと思います。