「お金なんてなくても幸せ」
「お金で幸せは買えない」
って言葉をよく耳にします。
だけど、それって本当でしょうか?
「お金がなくても心が豊かなら・・・」
「お金がなくても私には大切な家族がいるから・・・」
という人もいますよね。
果たして本当にそうでしょうか?
私は究極にお金に困って
家族がバラバラになりかけた経験を
2回味わっています。
その2回の経験で強く感じたことは
「お金が欲しい」でした。
いくら大切な家族と一緒にいても
お金がなければ毎日追いつめられて
心が荒みます。
家族で楽しく過ごせるはずの食事の時間だって
お金がないために、まとものご飯を用意できず
ただただ生きるためだけに食べて・・・
何かあればお金のことで夫婦喧嘩をしたり
家族で言い争いをしたり・・・
お金さえあれば、こんな無駄な喧嘩もしないで済むのに・・・
でもこれは、最初からお金を持ってなければ
ここまでの感情はわかなかったかもしれません。
私は両親が会社を経営していたので
子供の頃は経済的には
比較的恵まれた環境でした。
お金があると、どんなことができるかを
実際に経験してきていました。
別に毎日、豪華な食事をしているわけでもなかったし
次から次へと高級品を買い漁るとかって
生活をしていたわけでもありませんが
「今日はちょっと豪華な夕飯が食べたいね」と言えば
「じゃあ、今日はあのレストランに行こうか?」と
すぐに出かけられる環境でした。
だから、普段、納豆にみそ汁に・・・
と、いったような食事だったとしても
「食べたい時に食べたいものが食べられる」
という余裕があったので
納豆もみそ汁もとてもおいしく食べられました。
でも、どん底の生活になった時には
その選択肢がなくなるわけです。
納豆しか食べられない
みそ汁すら出せないときもある
毎日がそんな生活だと
今までおいしく食べられたものも
「これしか食べられない惨めな生活」
になってしまうわけです。
お金があることで、
「食べれるけど今は食べたくないから食べない」
という選択ができます。
お金があることで
「買えるけど、欲しくないし必要ないから買わない」
という選択ができます。
お金があることで
「行けるけど、行きたいと思わないから行かない」
という選択ができます。
お金があるということは
「買えるか買えないか」
「行けるか行けないか」
「やれるかやれないか」
という選択肢ではなく
「欲しいか欲しくないか」
「食べたいか食べたくないか」
「やりたいかやりたくないか」
という、自分の気持ちで選択できるように
なるということです。
この違いの大きさわかりますか?
そして、お金があれば
困っている大切な人を助けて
あげることもできます。
「お金がなくても幸せ」と思っている人は
一度しっかりお金を稼いでみてください。
お金があることで、自分だけでなく
自分の大切な人たちも
幸せになれるということが実感できるはずです。