子供に手をあげてしまうのは母親失格ですよね?

最近新聞やテレビなどで
頻繁に見かける虐待事件のニュース。

実は事件にならないまでも
ついつい子供に手をあげてしまうといったことで
自分を責め、悩んでいる母親が多いです。

いくら言っても子供が言うことを聞いてくれない
ダメだっていうことをわざとしてくる
忙しいときに限って、悪さをする

自分の子供だから、もちろんかわいいし愛しているけど
ついついイライラがピークに達してしまって
大きな声で怒鳴ってしまったり、手をあげてしまったり。

そのあとは決まって自己嫌悪。

虐待事件のニュースなどを見るたびに
自分もいつかここまでやってしまうのではないか・・・
という不安がいつも付きまとう。

こんな自分って母親失格なんじゃないか?
って自分を責め続けてしまう。

でも、母親だって人間だし
完璧な親なんていないですから。

どんなに言い聞かせても言うことを聞いてくれなかったり
いたずらばっかりしたりしたら
イライラだってしますよね。

自分の子供に一度も手をあげたことがない親の方が
実は少ないくらいです。

だけど、よく考えると
同じようなことをよその子がしても
イライラすることもないし
手をあげたりすることもないですよね?

自分の子供だけ頭に来るし
手をあげてしまう。

これって、自分の子供を愛してて
「いい子」になってほしいという
愛情表現のようにも取れますが・・・

実は、親が子供に甘えてしまっているのです。

「自分の子供なら、何をしても許される」

という甘えが親の方にあるのです。

実際、子供はどんなに叩かれようが怒鳴られようが
親から離れようとしませんし、愛し続けようと
愛され続けようと頑張ります。

その子供の一途な愛情に、親の方が甘えてしまっているのです。

たしかに言うことを聞かなければ
叱らないといけない場合もあります。

悪いことをしたら、しっかりと教えないといけません。

だけどやっぱり暴力は暴力でしかないので
手をあげるという行為は、よくないことです。

ただね、わかっていても
どうしてもあげちゃうときだってあるじゃないですか。

その時は、子供にきちんと謝りましょう。

「叩いちゃってごめんね。
 ○○ちゃんはお話すればわかってくれるのにね。
 ママがイライラしていたせいなの」

と、子供が悪いわけではないということを
しっかり伝えて謝りましょう。

そうすれば子供も許してくれますし
自分が「悪い子」だから叩かれるという
思い込みを植え付けないで済みます。

そして、子供に謝ったら
ママ自身も自分を責めることは絶対にしないこと。

「母親失格」と自分を責め続ければ
また、辛くなってイライラして・・・
負のスパイラルに陥ってしまいます。

それよりも、何でイライラしてしまうのか
なんで手をあげてしまうほどいっぱいいっぱいに
なってしまっているのかということを見つめ直してください。

「自分だって一生懸命頑張ってるのに」
「私の言っていることを子供はわかってくれない」

もしかすると、子供に対してではなく
ご主人や他の家族に

「頑張っている私を認めてほしい」
「もっと私の話を聞いてほしい」
「できないことを許してほしい」

というような思いが、根っこにあるのかもしれません。

まずはその気持ちを誰かに聞いてもらいましょう。
そして受け止めてもらいましょう。

心の奥にある「つらい気持ち」をしっかり
外に出してしまえば、子供に対しても
余裕を持って笑顔で接することができますよ。

どうしても疲れてる時は子供に
「ママ疲れちゃってるの。ちょっとだけお休みさせて。
 元気になって○○ちゃんと、いっぱい遊びたいから」
って素直に言っちゃいましょう。

子供はママが一番大事です。
ちゃんとわかってくれますよ。

子供に甘えるなら、暴力ではなく
「休ませて」とお願いする方が、全然いいですからね。

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