親も子供と一緒に成長していくんです。

グダグダな運動会


体育の日前後のこの時期
やっぱり運動会多いですねぇ。


最近は春に運動会(体育祭)を
開催している学校も多いですけど

特に幼稚園や保育園は
この時期がピークみたいで

SNSなどでもお子さんの
活躍ぶりを投稿されてる
友達がいっぱいいあます。


で、このシーズンになると
思い出すことがあって。

 

うちの子たちが通ってた幼稚園って
運動会の練習っていうものがありませんでした。


なぁんとなくはありましたよ。
ダンスの練習みたいなものとか
かけっこの練習みたいなものとか。


でも、みんな「~みたいなもの」
だったんです(笑)

 

うちの子たちが通ってた幼稚園って
自由保育だったので

決まったカリキュラムとか
プログラムというものがありませんでした。


朝、幼稚園に行って
通園バックを片付けたら
それぞれ好きなことをして遊ぶ。

どの教室で遊んでもOK
年少さんも年長さんも関係ない

外で遊びたい子は
外で遊べばいい


で、運動会が近くなると
外や室内ホールでは
「運動会ごっこ」てのが始まります。


年長さんの踊るダンスの曲が流れてて
先生が踊ってるところに
興味を持った子が混じってくる。


年少さんだろうが年中さんだろうが
関係ない。


年少さんのダンスを一生懸命踊ってる
年長さんがいたり。


で、自分の学年のダンスを
結局一度も踊らないなんてことも(笑)


玉入れごっこをやってれば
興味を持った子が一生懸命
玉入れの練習をする。


かけっこをやってれば
好きな子が順番待ちをして
「よーいどん」ってニコニコ走ってる。

 

園長先生がね

「小さい子だって、大人が厳しく指導すれば
 何でもできるようになります。
 子供にはそれだけの力があります。

 だけど、それは自分の意思ではなく
 やらされてるからやってるんであって
 子供にとって楽しいものではないから」


「子供は色んなことに興味を持つし
 好き嫌いもある。

 好きなことをして楽しい思いをすれば
 もっと楽しいことを次々見つける。」


「運動会だって、子供にとって
 楽しいことであるべきだしね」

って。


だから、無理やり練習はしないで
グダグダな運動会になろうが

それぞれが「楽しい」「またやりたい」
って思えることが一番だって。


だから子供たちは
運動会が大好きでした。


当日踊らないで地面にお絵かきしてたり
かけっこの直前になって
「やっぱ走らない」ってやめたりしても(笑)


そうするとね、運動会が終ったあとも
幼稚園ではずーーっと運動会ごっこが
続くんですよ。


「運動会でダンスうまくいかなかったから
 練習したい」

って言い出す子がいたり

「運動会でかけっこ負けちゃったから
 練習したい」

ってずっと走ってる子がいたり。


自分でやりたいこと、頑張りたいことを見つけて
勝手に頑張ってる(笑)


そうやって、いろいろなことに
自分からチャレンジして自分の可能性を
広げていくんだよね。


そして園長先生の言葉で
もう一つ印象に残ったのが


「運動会の当日に転校してきても
 何の不安もなく楽しく参加できる運動会にしたい」


うまくできるとかそういうんじゃなく

自分が「ここにいていい」
自分が「ここにいて楽しい」

っていうのが一番だって。

 

たしかに難しいダンスを上手に踊れるのも
すごいし、親として嬉しいけど


自分が楽しくノビノビ参加してる姿を見るのも
とっても幸せな気分になれるんだよね。


どんな子でも、そこにいるだけで価値がある!


そんなことを教えてもらった
すてきな幼稚園だったなぁ。

 

それでは、また♪

 

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