親も子供と一緒に成長していくんです。

子供が病気や障害じゃないと困る!?


最近、ある親子のサポートを
させていただいてます。


26歳の息子さんのことで
お母さんから相談を受けて
実際に息子さんともあれこれ話をして


本格的にサポートを
開始したわけなんですが。

 

そもそもの相談っていうのが
大学を中退してしまった息子さんが

その後就職をするもすぐにやめてしまったり
クビになってしまったりして
就職活動自体もうまくいかなくなってしまった。

そのせいで鬱状態になり
引きこもり生活が続いていて
家族も困り果てている。


で、この息子さん聴覚障害があって
大学を中退したのも、就職活動がうまくいかなかったのも
その辺が理由の一つになっています。


数か月前にこういった相談を受けて
あれこれアドバイスをさせてもらって
息子さんもかなり明るくなり

家族との関係も
だいぶ良くなってきたんですが・・・


やっぱりね、26歳だし
このまま就職しないで
いわゆる「ニート」じゃって。


で、お母さんとしては
聴覚障害だけが原因ではなくて
発達障害もあるんじゃないかって
病院通いをしてたらしいです。


そしたら、つい最近
発達障害ではないと言われたと。


がっかりした様子で
連絡してきたんですよ。


「鬱も落ち着いちゃったみたいだし
 完全なる発達障害でもないっていうし
 睡眠障害があるくらいで・・・」

私は
「よかったじゃん♪」

って答えたんですけど
このお母さんは

「でも、それじゃあ今の生活のままって・・・」

 

これね、このお母さんに限った話じゃないんですけど

「病気なんだから仕方ないよね」

っていう納得材料を親が求めてるんだよね。


病気なんだから仕方ないよ
障害があるんだから仕方ないよ


逆に言うと、病気でもない障害でもないとなると
今の状況を認められないっていうか


というより、自分が周りに責められてるようで
いてもたってもいられなくなるんですよね。


で、この息子さんに直接会って
色々話しをしたけど

お母さんが悩んでいたような
聴覚障害だからと言って
コミュニケーションが取りにくいってこともないし

(多少大きな声でゆっくりしゃべるとか
 時々筆談になる時はあるけど)


で、鬱状態っていうのも全然ないし
睡眠障害っていうのも、本人は別に
悩んでたり困ってる風でもなく。


そもそもずっと家にいて
体動かさなかったら
眠くならないよね(笑)

 

それと何より親が
「この子は障害を持ってるから
 人一倍努力しないといけない」

って思い込んで、厳しく育ててしまっていたこと。


それが息子さんに大きなプレッシャーになって
自己否定につながって動けなくなってしまった。


なのに親はそういったことを棚に上げて
病気に仕立てようとする(笑)


病気でいてくれると子供じゃなく
親が助かるから(笑)


病気の子供を一生懸命
守り続けているけなげな親

だったら、周りも許してくれると
思い込んでるんだろうね。


だから
「発達障害じゃなくって・・・」

って言葉が出てきちゃうんだよね。


最近、子供の発達障害が
問題になったり話題に上がることが多いけど
こういう背景があるんじゃないかな。


親や学校の都合で
勝手に子どもを病気にしないでね。

 

あ、この息子さんは
自分で収入を得られるように
これからスパルタサポートです(笑)


息子さんもやる気満々になってて
「これで好きなこといっぱいできる~~~」って
最高の笑顔でした。

 

それでは、また♪

 

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