親も子供と一緒に成長していくんです。

好きの形


うちの娘は、ダンスが大好きで
小学校入学と同時に習い始めました。


このスクールって
めちゃめちゃレベル高くって
厳しいんですよ。
(インストラクターによるらしいけど)


それでも大好きだから、どんなに怒鳴られたり
罵声を浴びて大泣きしても頑張ってたんです。


でね、このスクールでは発表会が2つあって
1つは1年半に1度やる全員参加の発表会。

これはこのスクールでも同じスポーツジム系列に
入ってるスクールが参加するタイプで
レベルもけっこうバラバラなんです。


もう1つは年に一度各スクールでオーディションを行って
いわゆる「選抜チーム」で参加する発表会。
これは、関東一円のスクールが参加して
2日間かかるくらい大きな発表会。


そのぐらい大きな規模の発表会なので
レッスンを受けるだけで相当スキルアップできるんですが。


うちの娘は、これだけダンス好きでも
オーディション形式に発表会には
1度しか参加したことがありません。


娘の中では、ダンスはうまくなりたいけど
誰かと競ってまで・・・というものではなくって
あくまでも自分の中で成長していきたかったみたいで。


もちろん、発表会の時に
センターをとりたいとかって
気持ちは出てくるけど


それは自分のスキルが先生に
認められたらでいい・・・という感じ。


誰かと競ってまでうまくなりたいとか
そういう欲は全くなかったんです。


だから「落ちたらいやだ」って気持ちの方が
大きかったんですよね。

 

ところが、昨日あるイラストのコンテストに
自分の作品を出品したいと言い出して。


そんなに大きなものではないみたいだけど
それでも数百人~1000人くらいは
応募しそうなコンテストで。


「ダメだとは思うけど、チャレンジしたい!」


そのためにここ数日、
ずっと作品に取り組んでたらしくって。


昨日やっと完成して
「どうしても出したい!」

っていうので、応募しました。


この行動を見て、
同じ好きなものでも

好きの「形」に色々あるんだなぁって。


彼女の中でダンスは誰かと競ってまで
やるものではないけど

イラストは競うことになったとしても
自分の実力を客観的に見てみたい
という感覚があって。

 

ダンスの先生には
「もっと競争することで一気にスキルアップするのに」
って散々言われてたけど


好きなことって、うまくなればいいってもんでも
ないのかもしれないよね。


その一方で、もっとうまくなりたいって
種類の「好き」もあって。


どっちも同じ好きだけど
向き合い方が全然違って。


ダンスだけを見てた時は
「この子は誰かと競ったり比べられるのが嫌なんだ・・・」
って単純に思ってたけど


そうじゃなくって、
娘の中でダンスは人と競ってやりたい
種類のものでなかったってだけだったんだよね。


我が家では基本的に
本人の意思に任せてるので

ダンスの時も本人が
オーディション受けないって
言ってきても黙ってたけど


やっぱり親としては

「もったいないなぁ」
「オーディションに落ちるのが恥かしいのか?」

ってあれこれ思ってたんです。


でも、そうじゃなかったんだよね。


自分の中できちんとした「好きの形」が
あったってことが今回わかって。


やっぱり、本人に任せとくのが
一番いいなぁって。


好きなことを好きなように
やらせてあげるのが一番だよね。

 

それでは、また♪

 

関連記事

スポンサードリンク