部活も「内申」のために選びますか?
中学に入ると、部活が始まるじゃないですか。
子供達は入学前から、何部に入るか悩んだり
友達と相談したり・・・
中学生にとって、部活っていうのは
ある意味、勉強以上に大切だし
大きなウエートを占めますよね。
基本的に3年間続けないといけないものだし
場合によっては、高校に行っても
同じ部活に入る場合も多いわけだから
部活選びって子供にとっては
とても大きな問題の一つだと思います。
で、本来部活って、
勉強では得られないものを得るために
すごく大事なものだったし
勉強が苦手だったり嫌いだったりしても
好きなことに打ち込める部活があるから
学校に通うっていうくらい
子供の人生にとって
大きな意味のある存在だったと思うんですよね。
ところが、その部活さえも
高校進学のための「内申書」に
大きく影響するっていうから・・・
運動に力を入れてるところは
運動部に入らないと内申が低いとか
最近流行りの吹奏楽部は
内申が高くなるとか・・・
文科系の部活は、内申が良くないから
よっぽど成績がいいか
生徒会の役員などで頑張らないといけないとか・・・
部活も内申に大きく関係あるから
単に「入りたい」だけでは選べなくなってるような。
しかも最近は部長になるのも
実力とか人間性だけじゃなれなくて
親がどれだけ関われるか
子供が部長になるのに保護者の
代表にならないといけないとか
わけのわからない状態になってきてて。
部長になれば内申は全然違うから
仕事を抱えてようが
子供のために役員を引き受けないととか・・・w
全ての学校が、ここまでの状況になってるとは思わないけど
これに近い状態が現在の部活なんじゃないかな。
だから、部活に入っても周りはみんなライバルで
仲間意識よりいかに自分が上に立つかってことに
必死になってる子も多いらしいし。
それが、いじめにもつながってるっていうんだから
かなり深刻だと思うんですよね。
学校生活の全てが内申に直結する
学校生活の全てが成績に反映するじゃ
「勉強以外にも楽しみを見つけて」
「大事な友達を作るために」
とか素晴らしいことを言っても
そんなことしてたら、すぐに蹴落とされちゃうしw
そんな中でも大好きなことを部活に選んで
一生懸命頑張ってる子供たちもいっぱいいるし
たとえ、選手になれなかったり
メンバーに入れなかったりしても
好きだから続けていたり
大きな賞を取ったりすることもないけど
大好きだから絵を描き続けたり
そうやって学校生活を楽しんでる子供を
もっともっと認めてあげてほしいんだよね。
なんでもかんでも「成績」にしないで
子供の本質を見てあげて、認めてあげて
それを伸ばしてあげる手助けをするのが
学校だったり、親だったり、周りの大人の
役目だと思うんです。
決して「内申が良くならないから」
って理由で、子供が本当にやりたいと思ってる
部活を反対するようなことはしないでください。