親も子供と一緒に成長していくんです。

「いい学校」より「行きたい学校」

夏休みというと、受験生の親は
子供の希望校を決定するための
大事な期間としてキーキーしていることかと。

子供と一緒に学校見学に行ったり
塾の面談で一喜一憂してみたり。

 

ただ、学校を決める時に
一番大切なことは子供が

「行きたい学校」

であるかどうかってことです。

親や学校の先生、塾の先生は
どうしても成績で学校を見てしまいがちです。

「今の成績ならこの学校だろ」
「もうちょっと頑張れば、このランクまでいける」
「ここなら大学進学率もそこそこだし・・・」

今の成績ならこの学校が一番「まとも」とか
もうちょっと欲出して「ランク」を上げようとか
大学に行くためには・・・

みたいに成績とか「ランク」にばかりこだわるけど
その学校が子供に合っているかどうかって
しっかり考えてますか?

「高校なんて、基本的にどこも一緒だし
 成績が良い方がいい子が集まるし・・・」

っていう親御さんや先生も多いですが。

成績がいい学校だから必ずしも「いい学校」と
いうわけでもないですからね。

「頭のいい子」は揃ってるかもしれないけど
もしかしたら、成績を上げることだけを求められて
そのために、友達よりいい成績を取らないと
怒られてきたって環境の子供もいるかもしれない

進学校の中には入学式当日から
「周りはみんなライバルだ。大学に入るためには
 周りに負けるわけにはいかない。
 友達だって悠長なこと言ってると蹴落とされるぞ」

って言い放ってしまう先生もいたりします。

これがいいとか悪いとかって話ではなく
自分の子供がこういう環境に向いているのかどうかってことです。

中には周りと競争することで、自分の力を
最大限に発揮することができるタイプの子供もいるので
そういう子供にとっては最高の環境でしょう。

だけど、もっとのびのびとした環境が好きとか
勉強だけじゃなく、色々なことを経験したいとか
中学になかった部活にチャレンジしてみたいとか
放課後は、バイトをしたいとか

色々な子供がいます。

成績によっては、必ずしも行きたい学校に
行けるわけではありませんが

それでも、成績だけを基準にするのは
非常に危険です。

実際に最近は、いざ入学してみたものの
学校の雰囲気になじむことができずに
退学してしまったり、編入せざるを得なかったり
という子供が増えています。

「勉強」は子供が必要と感じてからいくらでも
巻き返すことができます。

それよりも、自分に合っているかどうか
雰囲気がいいかどうか、本当に通いたいかどうか
ということのほうが、ずっと大切です。

成績だけで子供と進学先を話し合うんじゃなく
こどもの本当の希望をしっかり聞いてみてください。

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