親も子供と一緒に成長していくんです。

うちの息子が加害者!?②

学校から帰ってきた息子は
いつもと全然変わらない様子でした。

怪我をされたお友達のお母さんが言っていたように
息子も足を怪我したらしく、手当をしてもらったあとがあったので

「その足どうしたの?」と聞くと

「体育で〇〇とぶつかって、怪我した」

「保健室で手当てしてもらったの?」

「うん」

「〇〇君は?」

「〇〇も怪我したみたいだけど、
 そのあと保健室から戻ってこなかったんだよねぇ
 なんか早退したっぽい?」

「なんで?」

「そんなの知らないよ。」

「先生何も言わなかったの?」

「うん。先生普通に授業やってたし
 別に〇〇のことなんて何も言ってなかったよ」

ん?どういうこと?

息子は、相手の子のこと何も知らないわけ?
先生は本人に何も言ってないわけ?
それってどういうことだ???

とりあえず、息子に担任から電話があったこと
相手の子の家に電話して話をした内容を伝えました。

「え、何も聞いてないよ。
 バスケの試合やってて、〇〇と別チームだったんだけど
 ちょうど2人の真ん中にボールが落ちたから
 2人でボール取りに行って・・・
 どっちもボールしか見てなかったから、ぶつかっちゃって
 2人で転んだんだよ。
 2人とも怪我したから、保健室行って・・・」

「てことは、普通にっていうかちゃんと授業やってて
 たまたまぶつかって2人が怪我したってことだよね?」

「そうだよ」

「カイがわざとぶつかったわけでもなんでもないよね?」

「そうだよ」

って会話を続けているときに
相手の子のお母さんから電話が・・・

「私も仕事中だったので全然状況がわかってなかったんですけど
 息子に確認したら、カイくんもけっこう思いきり倒れて
 怪我したみたいですよね。

 たまたま、うちの息子の方がひどかったってだけで
 カイ君もうちの息子も悪いわけじゃなく
 授業中の事故というか・・・

 それに先生がその時、他の場所にいて
 その時の様子を一切見てなかったらしくって。

 で、周りの子に状況を聞いたら
 カイ君とうちの子がぶつかったって話で
 『カイ君が加害者ね』って先生が言い始めたらしいです。

 でもこれって、子供達がどうのって問題じゃなく
 先生の監督不行き届きですよね?」

「たしかに・・・そうですよね。
 だけど、うちの子とぶつかって
 〇〇くんが大怪我しちゃった事は確かなので

 被害者とか加害者ってことより
 やっぱりそれはそれで、申し訳なかったので。

 学校生活で不自由もあると思うので
 うちの息子に手伝わせてください。」

「こちらこそ、すみません。
 なんか先生の対応のせいで、カイ君にもお母さんにも
 すごく嫌な思いをさせちゃって。

 カイ君とは何度か同じクラスになったこともあるし
 仲良かったので、これからも仲良くしてください。」

息子とは、そのあと話し合いをして
相手の子の学校生活のフォローをしてあげようと
いうことになりました。

 

そんなこんなで、お互いの
子供同士というか親同士の中では
いい形で解決でき、よかったよかったって
なったんですが・・・

まさか次の日あんなことになってるとは・・・

 

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