親も子供と一緒に成長していくんです。

子供だからって、親の経験や価値観を押し付けてはいけない


親って、ついつい自分が子供の頃と
同じことを自分の子供にしてしまったり
その価値観を押し付けようとしてしまいがちです。

 

自分がしてもらって嬉しかったことを
子供にもしてあげたいと思うのは
まだいいけど


自分がつらかったこと、苦しかったことでも
それを正当化させて、子供にも同じことを
やらせようとしたり、味あわせようとします。


例えば、自分は子供の頃
自分の親から、辛くても弱音を吐くな
人に頼るなと言われ続け育ってきた。

すごく辛かったし、すごく苦しかったけど
親に頼ることも出来ず、一人で頑張ってきた。


本当はすごく辛かったのに
それを正当化させるために

「あの苦しさが、今の自分を作った。」
「あの時苦しい思いをしたから、今も頑張れる」

みたいに考えるようになって


子供にも、同じように
あえて辛く当たったり、厳しくしたり。

 

だけど本当は辛かったし
親に助けてほしかったんだよね。


だったら、子供にはそうしてあげればいいのに
出来ないでいる。


「自分はやってもらえなかった」

って思いが強く残ってしまっているのと
どうやって助けてあげればいいのか
わからないから・・・

 


逆に、自分が子供の頃してもらって
嬉しかったことを子供にしてあげる。


これはとても素敵なことのようにも見えます。


だけど、子供が喜ばなかったとき・・・

「何であんたはかわいくないの?」

「あんたが喜ぶと思ってやってあげたのに
 何で喜ばないの?」

「なんであんたは人の優しさを
 素直に受け取れないの?」

って責めてしまう親がいます。


たしかに親は子供の頃、自分がしてもらって
すごく嬉しかったかもしれない。


だけど、子供は親とは別の人間です。
嬉しいこと、楽しいこと、嫌なこと、つまらないこと
みんな親とは違うわけです。


親が自分がしてもらって嬉しかったから
ぜひ子供にも・・・というのは
素敵なことですが

それをどう受け取るかは子供の自由です。


それを自分と同じ受け取り方をしなかったからと言って
責めるのはお門違いなんだよね。

 

親に限らず、人って自分が経験してきたこと
その間に培ってきた価値観が「全て」になりがちだけど


みんなそれぞれ違うんだってことを
きちんと理解しとかないと。


それは他人だけじゃなく
自分の子供だって同じです。

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