親も子供と一緒に成長していくんです。

「うちの子には無理だから」と親が決めつけるせいで・・・


先日、娘のフリースクールで
一緒になった親御さんと色々と
お話させていただいて感じたこと。

「子どもの可能性を親が奪ってしまうことって
 意外と多いのかもなぁ」


そのお子さんは、かなり早産で
未熟児だったそうです。

そして耳に障害も持っていました。
(単に聴覚障害とかではなくてね)

でも、元気にいい子に育ってくれたそうです。
耳の障害の方も、10歳の時に半年かけて
数回手術を受け、補聴器をつけることで
健常者と同じくらい聞き取れるようになっているそうです。

だから先日初めて会った時も
「補聴器してるなぁ」とは思ったけど

うちの娘や他に参加した子とも
普通に会話をしてたし
特にコミュニケーションにも
不自由を感じませんでした。

ちょっとおとなしそうな子でしたが
不登校児ってそういう子多いしね(笑)


でも、お母さんは
その子の成長とか障害とかが
すごく心配で、小学校に上がる時に
特別学級に入れたそうです。


お子さんは、普通学級に行きたくて
お母さんにずっと訴え続けてたそうで。


今の特別学級って、どちらかというと
適応障害とか、知的障害のお子さんが多くって
学習面においては、そういう子に対応してる
場合が多いので

その子にとっては物足りなかったわけです。
だって、多少体が弱いとか、耳に障害があるけど
他は「普通」なんだもん。


しかも、その子は学童にも通っていたそうで
学童のお友達と過ごしたいって気持ちも
めちゃめちゃ強かったみたいです。


そして、その子が小3の時にお母さんは

「今すぐ普通学級に戻っても勉強についていけなくって
 自分が苦しむだけだから、1年かけてみんなの学力に
 追いつけてから、考えましょう」

と答えたそうです。


その子は、1年間本当に頑張って勉強して
4年生から普通学級に通い始めました。

もちろん、今までとは違うことが多すぎて
なかなか大変なこともあったけど
周りのお友達も助けてくれたおかげで

小学校の後半3年間をとても楽しく過ごし
無事に卒業したそうです。


ところが、中学に入る時に
お母さんはまた特別学級に入れようとしました。

それでも本人が普通学級に行きたいと訴えたので
お母さんもしぶしぶ了承したのですが

「あなたの体で部活と勉強と両立するのは
 厳しいに決まってる。」

と言い続けたそうです。


お子さんは、結局、部活のハードさと
勉強のスピードについていけず
学校を休むようになり、口もきかなくなり
中1の2学期から特別学級に入れたそうです。


最終的に、特別学級ののんびりしたペースで
落ち着きが戻ったという話だったんですが

 

なんていうのかなぁ
子どもの「やりたい」「チャレンジしたい」っていうのを
親が先回りしすぎて「あなたには無理」って
洗脳しすぎちゃったんじゃないかなと。


小学校から中学校に上がる時って
どんな子でも、今までとの違いの大きさに
戸惑ったり、不安定になったりするものです。


もちろん勉強についていけなくなる子も出てくるし
部活だって、想像以上きつくって
続けられないって子もいます。


それは体が弱いから無理とか
障害を持っているから無理とか
そういうことじゃなく、誰もが通る道で。


その中でうまく乗り越えられる子
不登校になってしまう子
色々いるけど・・・


それはあくまでも子どもが頑張った
結果の話であって

親が先回りして
「あなたは普通じゃないの。」
「あなたには無理に決まってる。」

ってマインドコントロールしちゃったらねぇ


今は特別学級に行ってるので
お母さん的には満足してるみたいだけど

結局、お子さんはのんびりはしてるけど
自分と「合う」お友達が出来なくって
学校生活がうまくいかず


娘と同じフリースクールに
通うようになったわけで。


まぁ私が色々と意見を言っちゃうと
面倒なことになるので
黙って聞いてましたがw


あのお子さんを見てたら
お母さんが、わざわざ不登校にしちゃったんだなって
思えてならなくって。


もっと子供の「力」を
信じて見守ってあげればいいのにね。

 

それでは、また♪

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