見守る時期とか、背中を押すべき時期とか・・・
不登校の子供に限ったことじゃないけど
「そっと見守っておくべき時期」
「背中を押してあげるべき時期」
っていうのを、しっかり見極める
必要があるって話をよく聞きません?
何でもかんでもギャーギャー言っても
かえって殻に閉じこもっちゃうんだから
そっと見守っておく時期は
黙って見守ってあげなさいとか
ここぞって時には、ちょっとくらい厳しくなっても
しっかり背中を押してあげてくださいとか
ずっと「優しい」だけだと、甘えちゃって
前に進めなくなるから、タイミングを見て
きちんと前に進めるようにしてあげましょうとか。
たしかに言いたいことは
わからないわけではないんだけど・・・
別に見守ってあげてるだけでも
いいんじゃないかなと思うんだよね。
本人が「手を貸してほしい」って
言ってくるなり、それらしい合図を出してきたときに
手を貸してあげればいいんだと思う。
こっちで勝手に
「今がそのタイミング」って
背中押しても、やっぱり意味ないんだよね。
特に、不登校児の場合
最初はとにかく落ち着くまで
そっと見守ってあげましょう。
落ち着いてきたら、背中を押してあげて
学校に戻れるようにしましょう
って言われることが多いけど。
落ち着いてきたからって
学校に戻れるかっていうと
そんな簡単な話じゃないし
第一、本人は戻ろうと思ってるかどうか・・・
というより、「学校に戻る」ってことが
前に進むってこととは限らないしね。
たまに「学校行こうかな」って
言うこともあるかと思うんです。
うちの娘も新年度になった時に
「ちょっと行ってみようかな」
って言いだしました。
そうすると大人は
「今がチャンス」と言って
ちょっと足がすくんだりすると
背中押しまくろうとするんだけど
それが裏目に出ることだって
いっぱいあるわけです。
うちの娘は、とりあえず1~2回
教室に行ったけど
それから教室に行くことばっかりに
集中する先生たちの言動で
「やっぱりもう行かない」
って動かなくなりました。
それでも、一度行けたんだからって
「タイミング」を見ては
教室に行くように促してました。
そうするとね
「もう行くって言わないよ。
1回行ったくらいで、ずっと行かないといけないってなるなら
ずっと行かないほうが放っておいてもらえるし」
ってなったわけです。
たまたま、ちょっと行ってみようかなと
思っただけで
それをずっと続けようなんて
思ってないわけよ。
もし行ってみて
思ったより楽しかったとか
これなら学校に戻ってもいいかなって思えれば
それから先も行くかもしれないけど
やっぱり無理だなって
思うことだってあるじゃん。
そしたら、たとえ1回学校に戻ったとしても
次からは行きたくないだろうし。
行きたいときだけ行って
行きたくないから行かないなんて
それはただのわがままでしょ
っていう人もいるかもしれないけど。
わがままでもなんでも
本人がそうするって決めたなら
それでいいじゃん。
それで困ることが起きれば
その時に本人が何か考えるよ。
親は子供がしたいこと、することを
黙って見守ってあげてればいいんだと思う。
背中を押すのは、子供から
「ちょっと押してほしい」
って言われた時だけ。
それも、その後ずっと
押し続けるわけじゃなくて
言われた時だけ
ちょっと手伝ってあげれば
いいんだと思う。
立ち止まってても
前に進んでも
横にそれても
後ろに戻っても
それはそれで
子供が選んで決めるから
子供自身で決めて
動くことが一番大事だから。
どれを選んでも
親はそれを認めてあげれば
いいんじゃないかな。
それでは、また♪