褒めることが「脅し」になっていることもある
「○○ちゃん、テスト100点なんてえらいねぇ」
「○○ちゃん、お手伝いできてえらいねぇ」
これって、「褒めて育てる」を実践していれば
ごくごく普通の親の対応ですよね。
出来ないことを責めるんじゃなくて
出来たことに目を向けて褒める
そのことで、子供がもっと頑張ろうと
努力するようになる
褒めて育てるって、こういう感じのことを
言われてると思います。
ただ、ただですよ。
前回も書きましたが、
この「褒める」こと自体が
脅しになってる場合が多いって気付いてました?
子供にとって母親は絶対的な存在です。
母親に、愛されているということで安心し
自分の存在価値を確認することができます。
だから母親に拒否されることは
何があっても避けなければいけないことなんです。
そんな絶対的な存在である母親が
「○○出来ていい子」
「〇〇出来てえらい」
って評価ばかりしていたら・・・
「○○ができなかったら悪い子なんだ」
「○○ができなかったらダメなんだ」
悪い子になったら、お母さんは自分のことをいらないって言うかもしれない
ダメな子になったら、お母さんは自分のことを好きじゃなくなっちゃうかもしれない
嫌われないために、ずっといい子でいないといけない
その結果、常に「いい子」「えらい」っていう
評価でしか自分の存在価値を感じることができなくなります。
自分のために頑張るのではなく
お母さんに嫌われないために頑張る
褒めることが、脅しになっている場合が
多いってことに気づいてください。