子供が不登校になるのには
色々な理由がありますが

不登校になることを
一番悩んで苦しんだのは
親でも先生でもなく、子供自身です。

だって、他の子はちゃんと学校に行ってるのに
自分だけ行けなくなるんですよ。

他の子が出来てることが
自分はできないんですよ。

同じようなことで苦しんでる子でも
学校に行けてる子もいる・・・

そう思ったら、
自分は弱いダメな人間なんじゃないかって
自分のこと責めちゃいますよね。

自分は嫌なことから「逃げる」だけの
ダメなヤツなんじゃないかって
自分のことを責めちゃうわけです。

だけど、どんなに自分を責めても
どうしても行けない・・・

だから不登校になったんです。

どんな子だって
喜んで不登校になってるわけじゃありません。

だって、今の世の中の大前提、大原則が
「子供は学校に行く」
なんですから。

どんな理由であれ、その大前提、大原則から
外れるっていうのが、どれだけ怖いか
どれだけ不安か。

それでも、行けないから
不登校になるんです。

 

学校に行き続けることも苦しい
不登校になることも苦しい

だけど、不登校になることを
選ばざるを得なかった。

 

大人は働くことを止めないとしても
会社を辞めるという選択はできます。

その中で、色々なことを考えて
会社に残るかやめるか決められます。

時には働くことそのものを
やめるという選択をすることだってできます。

だけど、子供は
「学校をやめる」という
選択肢を選べないのが現状です。

義務教育期間、公立の学校に
通うのであれば
住んでいる地域で学校は決まります。

子供に選択肢はないですし
「この学校はムリ」といっても

引越しでもしない限り
違う学校に行くことはできません。

そして、親や、先生、周りの大人たちは
「子供に学校に行くもの」という
大前提でいます。

だから、子供が不登校になっても
「学校に戻る」という前提でいるのが
ほとんどです。

 

だけど、子供にだって
学校以外の選択肢があっても
いいと思うんです。

不登校になるのは、その子が
幸せな人生を歩むために選んだことなんです。

苦しいだけなのに、学校に行くしかないなんて
その子の人生そのものを「殺してる」と
思いませんか？

学校に行っても行かなくても
子供が幸せになれる方が嬉しくないですか？

苦しいのに、それしか選択肢がなかったら
残る選択肢は・・・

「死」だけになってしまいます。

命より学校に行くことの方が
大切なのか・・・

幸せな毎日を過ごせるようになることが
そんなにいけないことなのか。

学校に行かないって選択肢が
あってもいいじゃん。

自分の人生を守るための
選択肢まで奪っちゃダメだよね。

 

それでは、また♪