これも「アメ」だよ
子供の「できない」に×をつけないってことは
ずっと言い続けているので
「実際にそうやって実践してます!」
「子供が変わってきました!」
ってメッセージをいただくことも多いです。
よしよし(笑)
人間だもん。
できることもできないこともあって
当たり前だしね。
で、そこまではいいんだけど
ついついやっちゃうのが
「やればできるから」
って、理由でやらせようとすること。
やっても、できないことを
無理やりやらせようとは思わないし
できないことを責めたりはしないんだけど
できるのにやらないのは歯がゆくって
ついつい、やらせようとしちゃうんだよね。
「この子これできるのに!!!」
「頑張れば、もっと伸びるのに!!!」
って。
でも、嫌がるから
ここでも「アメ」が
登場しちゃうんだよ。
できるって思うから
「ちょっとやってみなよぉ
〇〇買ってあげるからさ」
「これ得意じゃん。
できたら○○してあげるよ」
てな感じで。
ここでは「ムチ」は出ないんだよね(笑)
できるって前提だから。
だから、親はコントロールしてるんじゃなくて
「応援」してるだけって思いがちなんだよね。
でもね、これも立派な
コントロールです。
走るのが苦手な子に
「頑張って1番になれ」
って言っても無理なのはわかるよね?
だけど
走るのが得意で頑張れば1番になれるけど
走るの嫌いな子は頑張りたくないっていうのは
わかるかな?
得意なことでも
好きじゃないものだってある。
やれば普通にっていうか
普通以上にこなせるけど
好きじゃないことだってある。
苦手だけど好きなことだってある。
頑張ってもうまくならないけど
たまらなく好きなことだってある。
だけど親って、どうしても
「できる」「得意」っていうことに
目が行っちゃって
それを伸ばしてあげたいって
勝手に思っちゃって
子供にどんどん期待しちゃって。
子供にとってはいい迷惑なんだよね。
得意だからって好きとは限らない。
苦手だからって嫌いとは限らない。
もっと子供の「好き」「嫌い」を
大事にしてあげてもいいんじゃない?
でね、何か結果を出したとするでしょ。
絵をかいたら、コンクールで賞をとったとか。
そのことだけを一緒に喜ぼうね。
次の期待をしないこと。
「この子、絵が得意なんだ。
もっと頑張れば・・・
環境整えてあげれば・・・」
って先回りしない(笑)
好きで得意だとしても
親が勝手に期待したり先回りして
あれこれ動かないこと。
その先どうするかは
子供が決めればいいことなんだし。
次に結果が出ても出なくても
何の問題もないんだしね。
そろそろアメとムチを
手放して、子供を信じてあげようよ。
それでは、また♪