子供の可能性を潰さないでほしい
つい先日、広島の中学3年生の男の子の事件が
ニュースで大きく取り上げられてました。
あの事件そのものは
先生というか学校の怠慢な対応が
全ての原因で、言語道断だと思うんですが
あの事件をニュースで見てて
色々と思うところがあったんですよね。
まずね、今回は中3の男の子が
ああいう形になってしまったので
ニュースで取り上げられて「事件」になりましたが
実はあのようなことは
学校でよくあることなんですよね。
で、そういう目に遭った子たちは
先生に反発してグレてしまうか
不登校になってしまうか・・・
だけど、グレたり不登校になれば学校側は
「学校の言うことを聞かないダメな子」という
烙印を押して終わるんです。
そこに至るまでの経緯とか無視して。
これね、どういうことかっていうと
先生達は「自分が正しい」っていうのを
信じて疑ってないんですよね。
だから、子供たちが反論しても
「反抗してる」「反省してない」としか
受け取らない。
うちの息子もそういう目に遭ってきました。
自分達が正しいが前提にあるので
息子の言い分なんて聞く耳持ちません。
うちの息子の場合、不登校という
逃げ道を選んでくれたので
自分の命を絶つということはしないでくれましたが
サポート校の面談の時に
「よく自分のことも人のことも傷つけずに
頑張りましたね。」
って面談担当の先生に
涙ながらに言われたのを今でも
ハッキリ覚えています。
全ての先生がそうではないけど
残念ながら、そういう先生が
増えてるんじゃないかなとは感じます。
それとね、
今回の件で強く思ったのは
この子の場合は、完全に学校の間違いだったけど
仮にこういう過ちを犯した子でも
やり直すチャンスって与えてあげようと思わないのかなと。
もし中1でそういうことがあったとしても
そのあと、一生懸命頑張ってれば
そこをきちんと評価してあげるべきじゃないかなって。
人間誰だって失敗することや
過ちを犯してしまうことはある。
だけど、そこからきちんとやり直すことはできるんだよ
ということを教えていくのが学校なり家庭なんじゃないの?
たった一度の過ちで
「だから認めない」
って言われちゃったら・・・
もうやり直しなんてできないって
思っちゃったら・・・
こういう過ちじゃないにしろ
成績が思うように上がらないとか
入試に失敗したとか
そういうことっていっぱいあるよね。
そういう時に
そこから、いくらでもやり直すことができる
これからいくらでも自分の人生を築くことができる
っていうのを教えてあげないといけないんじゃないの?
「失敗したら大変なことになる」
そんなことばっかり植え付けちゃってるから
チャレンジもできずに
出来る範囲のことしか手を出せないし
やりたいことに飛び込めないし。
ていうより、今回の広島の件は
入試のシステム自体が
どうなの?って感じだけどね。
学校の推薦を取れないと
受験しても意味がないとか・・・・
まぁこれも息子の時に
痛いほど感じたけど。
「受験するのは勝手ですけど
内申がついてないので
100点取っても合格しないですよ」
って言われたし。
不登校になったら
もう行くとこないよ~~~
って言われたのと一緒ですからね。
そこから、やり直したいと思っても
手を差し伸べてもらえないってことでしょ。
そういうシステム自体が
今回のような事件を
引き起こしちゃってるんだろうなって。
子供のためにあるべき場所が
子供を苦しめるだけの場所になっちゃ
絶対にダメだよね。
それでは、また♪