親の「常識」を押し付けない
不登校にしても、友達関係にしても
勉強のことにしても、進学・就職にしても
子供のことって何でもかんでも
気になるし、心配になるのが
親ってものですが・・・
心配するなとは言わないし
気にするなとも言わないけど
1つだけ気をつけないといけないのが
自分達が子供だった時と、今の子供たちでは
環境も状況も全然違ってきているっていうこと。
自分たちの時のことを持ち出して
ああでもないこうでもないって言っても
何の解決にもならないし
それを押し付けようとするものなら
話がもっと厄介なことになる場合もあるわけです。
我が家も、その辺のことでよく
父親であるダンナと揉めます。
この間も、子供達が不登校なのは良しとしても
今の状態で友達が出来なくなったら
これから先困るだろうと・・・
しかも息子は現在高校2年。
あと1年ちょっとで高校も卒業。
たぶん大学進学っていうのはないだろうから
そしたら、学生時代に作るべき友達は
あと1年ちょっとで作らないと・・・って。
社会に出てから知り合う人や
付き合いが始まる人たちは
心を開ける友達にはならないと。
昔はそうだったかもしれない・・・
就職して職場で知り合った人は
「友達」にはなれないって言われてたし。
学生時代の友達が一生の宝だって
親に言われてた人も多いと思う。
だけど、今って小学校だって
いじめが起きないようにって
毎年クラス替えをしたりして
今まで仲良くても、クラスが替わると
遊ばなくなっちゃったり
中学になれば、部活では周りがライバルだし
クラスだって、担任は「クラスで仲良く」とか言いながら
高校進学のために、なれ合ってたら自分が痛い目にあるって
言っちゃうことだってあるし
高校になったらなったで
大学行くために周りはみんなライバルだって
入学式当日に生徒にいう学校だってあるわけだし。
こんな状態で
昔ながらの友達作りが
できるわけがないのは当たり前なんだよね。
だからといって、今は社会に出ても
仕事とは関係なく、趣味や自分の好きなことで
出会いを作る機会はいくらでもあるし
仕事にしたって、
「この人と一緒に仕事がしたい」っていう
仕事のスタイルを取っている人も
増えてきてるし・・・
ネットで知り合うのは危ないとか
ネットで知り合っても本当の友達になんてなれないとか
実際に会ってみないと、その人の人となりなんて
わからないとか・・・
「昔の常識」「大人の常識」ってやつで
色々と意見するけど
ネットで知り合っても、リアルに知り合っても
友達になることはできるし、危ないことに会うことだってある。
そうやって考えると、友達関係だけでなく
他のことも、親の中の「常識」や「ものさし」で
あれこれ言っても仕方ないことが多いんだよね。
親も、自分の考えや意見を子供に言うんなら
昔と今の違いや、変わってしまった部分
変わっていない部分をきちんと理解して
その上で、子供に押し付けるんじゃなく
「こういう風に考えるけど・・・」って
意見を言うようにしないとね。
大人はまず自分の中の「常識」を疑ってみよう。