「とりあえず学校に行きなさい」をやめてください
「勉強が嫌いだから、学校に行きたくない」
「学校に行く意味がわからない」
「なんで勉強しないといけないのかわからない」
「学校の勉強がこれから役に立つと思えない」
子供がこんなことを言い出すと親は大抵
「やりたいことがないんだから、とりあえず学校に行きなさい」
「将来が決まってないんだから、学校に行くんでしょ」
「まずは学校に行ってから、将来のこと考えなさい」
「学校に行かないことには、将来困るでしょ」
みたいなことを言います。
親としては、まだ将来のことなんて決められないんだし
とりあえず高校に行って、大学に行って
好きなことが見つかれば、それに向かっていけばいいし
見つからなくても、大学まで行っておけば
何とか就職くらいは出来るんだろうから
将来困らないためにも学校には行くべき
って、考えるんだろうけど。
中学にしろ、高校にしろ
「進学するため」の授業ばっかりで
正直面白くないっていうか・・・
しかも進学するために、学校が終わってからも
塾に通ったり勉強しなくちゃいけなくって
やりたいことを見つける暇もなければ
好きなことをする余裕もない。
好きな科目があっても
そればっかり勉強するわけにもいかないし
もっと先に進みたくても
学校ではどうしようもない
嫌いな科目もきちんと勉強しないと
怒られるし
結局全てを「バランスよく」できないと
進学だって難しくなる。
だからといって、その勉強が
卒業してから役に立つかといえば・・・
そうとも言い切れなくって。
大学に進学してみたけど
自分が本当に勉強したかったのとは違った
っていうことも多くって
だけど、そう簡単に学校を変えることも出来ないし
今さらやめて・・・っていうのも。
結局、モヤモヤしながら
学校を卒業して
何となく就職して・・・
それが嫌で、子供達は色々と考えたり
悩んだりしています。
それを
「何もないんだからとりあえず学校に・・・」
で片づけてしまっていいのでしょうか?
なぜ学校に行きたくないのか?
なぜ勉強がつまらないのか?
なぜ勉強する意味がわからないのか?
こういうことを、きちんと考えることは
とりあえず学校に行くより
ずっと大事なことだと思いませんか?
自分の将来のこと
自分の現状を真剣に考えてることを
褒めてあげるべきじゃないでしょうか?
その上で子供が出した答えだったら
きちんと受け止めて、見守ってあげてもいいんじゃない?
子供だって自分で出した答えなら
きちんと責任を取らないといけないことだって
わかっています。
親の言う通りにしていたら
何かつまずいた時、
それは親のせいにしてしまいます。
いくら親だって
子供の人生をずっと責任持つなんて
出来るはずがありません。
「そうはいっても、まだ子供だし・・・」
あなたの子供ですよ?
もっと信頼してあげればいいんじゃない?
どうしても前に進めなくて
「助けて」って言ってきたときに
優しく手を差し伸べてあげればいいだけです。
子供が真剣に考えることを
きちんと受け止めてあげてください。