いじめに「すごい」とか「大したことない」なんて区別はない
いじめは悪いことだということは
子供だって親だって、
もちろん他の大人だって知っています。
だけど、いじめって
受け止め方って人それぞれです。
どんなに小さなことでも
どんなにささいなことでも
受けた本人が
「いじめられた」
「つらかった」
と思えば、それはいじめ。
それなのに、周りは
「そのくらいのことで・・・」
「そんな弱くてどうする」
って言ってしまうことも。
本人はすごく傷ついてて
それでも勇気を振り絞って訴えたのに
結局、悪いのは相手ではなく
自分なんだって
誰に言っても自分の辛さは
理解してもらえないって。
いじめを受けた傷だけでなく
いじめられる自分が悪いと
自分を責めはじめ
誰も自分のことを理解してくれないと
周りに対する絶望感を味わい・・・
何重もの苦しみを背負うことになります。
いじめられるのは自分が悪いからだと
自分が価値のない人間だからだと
自分を肯定できなくなり
だから誰も自分の言うことを
聞いてくれないんだ
自分に関心を持ってくれないんだと
被害を受けているにもかかわらず
自分が加害者になってしまって
自分で自分を責めつづけ・・・
たとえどんな小さいこと
大したことないと思えることでも
子供のSOSはきちんと受け止めてあげてください。
絶対に
「こんなことぐらいで・・・」
「あんたにも原因はあるんでしょ」
なんて言わないでください。
きちんと抱きしめてあげて
「つらかったね」
「よく話してくれたね」
って伝えてあげてください。