母親が小言を言う理由って・・・

たしかに母親の言ってることは正論かもしれない。
だけど、なんでそんなに小言ばっかり言ってくるかな・・・

ほんの些細なことを見つけては
文句ばっかり言ってきて。

テーブルの上に物を出しっぱなしにしてたのは
私が悪いかもしれない。

だけど、もっと他の言い方ってあるじゃん。

なんで、いつもいつもそうやって
突っかかってくるのかな・・・

そんなに私のことが気にくわないなら
そんなに私のことが嫌いなら
放っておけばいいのに。

私のことそんなに嫌いなの?

 

お母さんはあなたのことが嫌いなのではありません。
でも、あなたが悪いことをしてるから叱っているのとも、
ちょっと違うんです。

一見、あなたの言動を正すために注意しているように
感じてしまいますが

ホントはね・・・

あなたにかまってほしいんだよね。
あなたとコミュニケーションを取ってるつもりなんだよね。

お母さん本人は、無意識かもしれないけど
あなたと「おしゃべりしたい」
「もっと関わっていたい」という気持ちから

小言を言ってみたり、正論であなたを責めてみたり・・・

「だったら、普通に楽しく接してくればいいじゃん?」
って思いますよね。

それが出来てたら、お母さんもこんなことしないです。

仲良くしたいっていうより
「誰かと接していたい」
「孤独になりたくない」

という依存心から、こういう態度になってしまうわけです。

子供って小さい時は、親から特に母親に守ってもらわないと
生きていけませんよね。

だから母親の言うことは、「絶対」だったわけです。
たとえ理不尽なことを言われたとしても
母親から見捨てられないように、子供は従うわけです。

だから母親は「子供は自分に従ってくれる」
「子供は自分を裏切らない」と思ってしまうことがあるんです。

特に自分のことを犠牲にしてきた母親は
そういう依存心が強くなってしまいます。

「私は自分を犠牲にして子供を守ってきた」
「私は自分を犠牲にして親を守ってきた」
「私は自分を犠牲にして夫を守ってきた」

こういう思いが強ければ強いほど

「だから私のことを守ってくれて当然」
「私の言うことを聞いてくれてもいいでしょ」
「私のこと棄てたりなんてしないよね・・・」

とどんどん依存心が強くなります。

 

ようは、構ってほしいから
子供が反応してくれるようなことを
してくるわけです。

普通に「今日はどんな一日だった?」と
話しかけたとしても、返事がないこともありますよね。

あなたに小言を言って、反応してくれるのを
待っているんです。

正論を振りかざして、子供より優位に立つことで
依存してくるわけです。

子供は親の言ってることが正しいからと
親に従わないと・・・と思うわけですからね。

 

てことは・・・
あなたが反応すればするほど
親は嬉しくなり(本人は気づいてないかもしれませんが)
エスカレートしていくわけです。

だけど、こんな形でコミュニケーションを取っても
決して気持ちのいいものではないので
心の底から満足できるわけがありません。

気持ちが満たされないから
それを埋めるためにまた同じことを繰り返す。

これは、子供であるあなたが止めるしかありません。

小言に反応しない。

それは親を傷つけることでも
親を裏切ることでもありません。

あなたも母親も傷つかない関係になるために
必要なことです。

親の小言は受け取らない。

 

代わりに、もっと楽しい会話をしてみてください。

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