「親がわかってくれない」
「親が理解してくれない」
「親にいつも否定される」
「親にいつも拒否される」
「ずっと親に愛されなかった」
小さい時からずっと傷ついてきた
小さい時からずっと辛かった
小さい時からずっと悲しかった
小さい時からずっと寂しかった
じゃあ、親にどんな時否定された?
じゃあ、親にどんな時拒否された?
じゃあ、親にどんな時反対された?
「いつって・・・いつも反対された」
じゃあ、どんなことで反対された?
「う~~~ん、とにかく何を言ってもいつも反対された」
「この前も反対されたし、1年前もバカにされたし・・・子供の頃もずっと」
「何かやりたいって言っても何もかも反対して否定してくる」
てな感じで、具体的なことはあんまり覚えてなかったり。
とにかく「反対された」「否定された」「拒否された」
ってことだけは覚えているけど、何に反対されたか
いつ反対されたかっていうのは、実ははっきり覚えてない。
色んな場面がごっちゃになって、全部一緒になって
傷ついたことが全部ひとまとめになっちゃってて。
で、反対されてなかったり
実は親に言ってなかったことも
「また反対されるから・・・」
「また拒否されるから・・・」って
勝手に諦めてたのに
それも「反対された」って
思い込んでいるかもしれません。
まぁ、それはいいとして
じゃあ、親にどうしてほしい?
「とにかくわかってほしい」
何をどうやってわかってほしい?
「それは・・・でも、とにかくわかってほしい」
実は傷ついた本人も、具体的に何に傷ついたのか
どうやったらその傷が癒えるのかって
わかってないんですよね。
だけど、とにかく親に反対された
親に傷つけられた
っていう漠然とした過去を引きずってきちゃって
それをどうにかしたくって、親に訴え続けるんだけど
本人が漠然としかわかってないものを
親もわかりっこないわけで。
もし親が漠然とでも状況を理解して償おうとしても、
あなたは、きっと納得しないでしょう。
それは、あなた自身もどうやったら気持ちが納得できるか
心の傷が癒されるかって、わかってないんですよね。
具体的な傷がわかってないから
傷の癒し方もわからない。
だけど、親が悪いってことだけはわかってる。
だから、親を責めてるけど、気分は晴れない。
晴れないどころかますます傷ついてる気がする・・・
謝っても謝っても子供は納得してくれない
しかも謝ったところで、今さら過去を取り戻すことなんてできない
親だってどうしていいのかわからなくって限界状態に。
最後は
「あんたは私たちが悪いっていうけど
あんただって私たちの気持ちなんてわかってないでしょ」
ってキレちゃって・・・
親子って、分かり合おうとすればするほど
ぐちゃぐちゃになって面倒だよね。