親も子供と一緒に成長していくんです。

その子の「今」を大事にすればいい


今の子って幼稚園の頃から
ヘタすると幼稚園に入る前から
読み書きができる子が多いですよね。


幼稚園では、ひらがなの練習や
計算のお勉強をしたり

小学1年生や2年生くらいの
漢字まで勉強する幼稚園もあるし。


体操の時間では跳び箱やら鉄棒やら
夏には水泳の時間があったり

運動会なんて、すごいダンス踊ってたり
鼓笛隊?ブラスバンド?みたいなことも
立派にこなしてたり。


だから小学校に上がる前に
余裕で読み書きは出来るし
簡単な計算は出来るし

運動もそこそこ出来ちゃったり。


そうすると、「できない子」の親は
非常に焦るわけです。


「うちの子、まだ絵本を一人で読めない。
 まだ自分の名前も書けない。」

「逆上がりができないし、縄跳びもできない」

「年中さんになったのに補助なしの自転車にも乗れない」

「鍵盤ハーモニカ演奏できないんだけど・・・」


周りの子と比べて、
出来ないことだらけで
焦る焦る。

 

うちの長男がこんな感じでした。


うちの子が通ってた幼稚園は
お勉強の時間もなかったし

体操の時間も他の幼稚園とは
比べものにならないくらいゆるくって

いわゆる自由保育の幼稚園だったんですが
子供が興味を持ったことには
積極的にサポートしていくって感じだったんですね。

だから読み書きに興味を持ったら
絵本を一緒に読んだり
お手紙ごっこをしたり

楽しみながら読み書き覚えていったり


縄跳びに夢中になれば
上手く飛べるようになるために
先生がサポートしてくれたり。

 

ところがうちの息子は
全然興味を示さなくって。


毎日、泥団子を作ったり
幼稚園の池で金魚を釣るのに
夢中になったり。


他の子がお手紙ごっこをしてようが
縄跳びで遊んでようがお構いなし。


結局年長さんになっても
読み書きも出来ず、縄跳びだって
ほとんどできませんでした。


親としては、
「これで小学校いけるのか?」

ってすごく焦ってたんだけど

その時に副園長先生(園長先生の奥さま)に
言われたんです。


「本来、ひらがなも足し算も
 小学校で勉強するもの。

 小学校に入れば、ちゃんと授業でやるでしょ。

 それに、特別問題なければ
 みんないつの間にかひらがなも読めるし書けるし
 足し算、引き算も出来るようになってるでしょ。」


たしかに・・・


「まだ、その子にとって『必要』じゃないってこと。
 無理やりやらせれば、子供は出来るようになる。
 
 だけど、それは楽しい思い出になるより
 辛い思い出になってしまうことの方が多い。

 せっかくなら楽しく身につけてほしいよね。
 だってこれからずっと使っていくものなんだから」


そう言われたときに
何、一人で焦ってたんだろうって
涙が出てきました。


うちの子にとって、ひらがなを覚えることや
縄跳びが出来るようになるのは「今」じゃないんだ。

その子にとっての「今」を
大事にしてあげないといけないんだって。


あれだけ興味を持たなかったひらがなだって
小学校に上がったら、楽しそうに勉強して
ビックリするようなスピードで覚えたし。


自転車にも興味持たなくって
周りの子が補助なし乗り回してても
知らん顔だったのに

小学校に上がった途端、急に乗りたがって
一気に乗れるようになったと思ったら

次の日には30分以上もかかるような
公園まで行こうって言い出してたし。


その子にはその子の「今」や「タイミング」って
いうのがあるんだよね。


他の子が出来るようになったからって
自分の子が遅れてるとかダメだって
ことじゃないんだよね。


必要だって思う時期が違うだけのこと。


その子の「今」興味のあること
必要だと思ってることを大事にしていけたら
良いんだと思う。


それでは、また♪

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