子供の人生は、子供のものである
自分の子供だから、心配なのは当たり前だと思います。
自分の子供だから、幸せになってほしいのも当たり前だと思います。
だけど、子供の人生は子供のものです。
親のものではありません。
いくら幸せになってほしいからといって
子供の人生を勝手に決める権利は
親にだってありません。
子供のやりたいことが、
「それじゃ幸せな人生なんて送れないんじゃないか?」
と思ったとしても
幸せか幸せじゃないか決めるのは子供自身です。
親が考えている「幸せな人生」が
必ずしも子供にとっての幸せな人生という
わけではないんです。
例えば、高校を途中で辞めてしまった
例えば、大学に進学しなかった
例えば、「きちんとした」就職をしなかった
それも、子供が自分自身で選んで
そうしているのなら、親がとやかく言うことではありません。
子供が夢をもって頑張っているのに
「そんなんじゃ生活できない」
「そんなんじゃ安定した生活は送れない」
と反対するのも大きなお世話です。
夢を叶えるか、やっぱり無理かって決めるのも
子供が自分で答えを見つめます。
自分で考えて、自分で納得するまで行動すれば
たとえ夢が叶え切れなくても
きちんと次に進むことができます。
親が勝手に子供の「幸せな人生」を描いて
そのレールに乗せてしまっても
子供は自分の人生を歩いているという思えず
本当の意味での「幸せな人生」を送ることができません。
親としての責任はもちろんあります。
だけど、子供の人生を勝手に決める権利はありません。
親がやるべきことは、子供がやりたいことを
応援し、見守ることです。
子供の人生を支援することと支配することは
全く別なものであることを、忘れないでください。