いい子は「都合のいい子」のことじゃないですか?
「褒める」子育ての落とし穴については
ずっと話していますが。
いわゆる「いい子」って大人にとって
「都合のいい子」じゃないですか?
成績のいい子⇒進路も将来も安心
お手伝いをしてくれる子⇒親が楽を出来る
親の言うことを素直に聞く子⇒親の言いなりになってくれる
自分のことを自分でやってくれる子⇒親の手を煩わせない
「〇〇ちゃんていい子だよねぇ」
「〇〇ちゃんてえらいねぇ」
って褒めるときって大抵
親にとって都合のいいことをしてくれてる時です。
大人が褒めたくなる子供って
大人にとって都合のいい子供なんですよね。
それでも、子供は存在価値を認めてほしいから
必死になって大人にとって「都合のいい子」を
演じ続けてしまうわけです。
それが結局、自分の「ダメ」な部分を出せなくなったり
本音を出せずに、「建前」だけで生きていかないと
いけないような人間になってしまうわけです。
「うちの子って全然言うことも聞かないし
悪い子なんですけど・・・w」
これ喜ぶべきことです。
たしかに親は毎日頭にくることばっかりかもしれないし
毎日毎日振り回されて大変かもしれないですが
子供は、「悪い子でも愛されている」と
自分の存在価値を受け止めてもらっている
安心感から、自分自身をしっかり出すことができてるんです。
いい子でも悪い子でも
愛すべき存在なのが我が子ですからね。
「都合のいい子」にしてしまわないように
してあげてくださいね。