サポート校の入試ってどんな感じ?
サポート校は通信制の高校でありながら
全日制のように通学するスタイルを取る
通信制高校と全日制高校の両方を
持ち合わせているというイメージですが
入試とかってどうなってるの?
って心配が一番最初に来ますよね。
いわゆる普通の全日制とか普通科とは
全然違います。
全日制の場合、まぁ大学進学に力を入れてるとか
スポーツに力を入れてるとか
国際社会に対応できるスキルを・・・
と、それぞれ特色を出してはいるけど
基本的に「偏差値」が基準になりますよね。
学校の特色や校風をある程度考えはしても
最終的に「偏差値」で、決めていくことが
多いと思います。
サポート校は、「偏差値」は全く関係ありません。
ていうより、不登校児にそこ求めてないですからね。
もちろん不登校の期間も様々なので
勉強の進み具合や理解も本当にバラバラです。
ということで、「学力」が基準にはなっていません。
いわゆる「入学試験」といわれる、ペーパーテストを
行うところも少ないです。
内申書というのも関係ないところがほとんどです。
じゃあ、どうやって入学を決めるのか?
ほとんどの場合、面接です。
でも、この面接も全日制とは違って
本人と保護者と先生の三者面談が多く
内容も、全日制みたいに学校での思い出や
頑張ってきたことなどを話すわけでなく
どうして不登校になってしまったのかとか
今までの辛かったこととか
家でどんな生活をしてるかとか
これから不安なこととか・・・
そういったことがメインです。
学校によっては、子供を別室に移動させて
保護者と先生との二者面談を行う学校もあります。
あとは作文を提出させる学校も
けっこう多いみたいです。
この作文も、今までの自分のことを
原稿用紙1枚くらいに書くくらいのものです。
で、大体「合格」します。
特別本人に問題がなければ
学校に通いたいという気持ちで合格できます。
それこそ、中学側に何か用意してもらう
必要もない場合が多いので
試験も受けたい時に受けられますし
合格してからも、中学とのやり取りは
ほとんど必要ありません。
どの学校もだいたい9月頃から
入学試験を開始しています。
月に何度か開催されていて
3月までやっている学校が多いです。
ただ、年明けくらいになると
いわゆる「一般入試」になり
学校によっては簡単なペーパーテストを
実施する学校もあります。
最近のサポート校は
公立高校の合格発表まで
入学手続きを待ってくれる学校が多いので
早めに「合格」を手にして
公立高校をとりあえず受験してみるという
子供も増えているようです。
最初からサポート校に絞り込むのもいいし
全日制に行きたいという気持ちも残っているのなら
「お守り」代わりにサポート校の合格を
手にしておいてもいいですよね。
とりあえず、「受験したい」と
申込みをすれば、大抵合格です。
進路に関して心配や不安を抱えている
子供にとっても
「行く場所がある」
というのだけでも、心強い存在だと思います。