早めに「現実」を確認することも大事
不登校になって、現実的な問題として
向き合わないといけないのが
進学・進級問題です。
いくら子供の気持ちを優先して・・・と言っても、
実際には色々な問題が出てきますからね。
進学するのかしないのか、進級するのか退学するのかってことは
どっちも選ぶことができるって前提があっての話です。
まずは、進学することができるのが
進級することができるのかって
いうことを確認することが大事です。
子供の不登校の状態や、テストを受けているかいないかなど
色んなケースがあるし、学校側の扱いも本当に様々です。
似たようなケースの子が
公立高校を受験できたから大丈夫って思っていても、
自分の子供は受験できなかったって
ケースだってあります。
逆にあの子がダメだったから
うちの子もダメだって、あきらめていたら
受験できたし、無事に進学できたって
ことだって十分あるわけです。
同じ学校でも、前の年と今だと扱い方が違うとか
学年によって扱い方が違うとか
先生によって扱い方が違う
など、本当にその場その場で、
扱い方は変わってきます。
だからこそ、現状のままだとどうなるのか
いつまでに、どういう風に変わったら
どういう可能性があるのか・・・
といった現実をきちんと把握しておくことが
とても大事になります。
うちの息子の場合は
学校側から、進学についてギリギリまで
何も言われませんでした。
とにかく週に1回でも学校に来いとか
週に1時間でも教室に顔を出せ
といったような
不登校じゃなくなるように
といったような指導ばかりでした。
で、進学についての三者面談の席で
志望校を聞かれたんですが
その時に初めて
「私立高校にしろ、公立高校にしろ
全日制の学校は一切行けません」
って言われたんです。
先生は、定時制に行けばいいって
前提で話を進めていこうとしました。
だけど、息子は定時制に行く気は
一切なかったわけです。
学校側は、
「じゃあ、あとは自分たちで・・・」
って態度になって。
全然学校に行ってないかったわけですから
いわゆる進学校に行けるとは思ってませんでしたが
まさかすべてアウトですとなるとは
思ってなかったわけです。
学校側で何か対策があると勝手に思ってたわけです。
でも現実は・・・
うちの息子の場合は、幸いサポート校に出会い
行きたい学校が見つかったので何とかなりました。
だけど、不登校の子の中には
今の中学は嫌だけど、高校からもう一度
頑張りなおしたいって子もいるし
きちんと勉強したいって
希望している学校があるかもしれないし。
だからこそ、現実をきちんと把握しておくことは
とても大事なことです。
もし、自分達に希望校があったり
なんとなく思い描いている進路があるのなら
それを叶えられる可能性があるのかどうか
っていうことを、きちんと学校に確認したほうがいいです。
もしダメだとしても・・・
もし自分たちにとっていい返事が返ってこなかったとしても
ギリギリの段階じゃなければ
他の進路や方法を考える時間もできます。
ギリギリになって
「こんなはずじゃなかった」
「誰も教えてくれなかった」
ってならないためにも
早めに現実を知ることが大事です。
それでは、また♪