セカンドオピニオンも大切かもしれないけど・・・

病気になって病院にかかった時
納得いかない診断だったり、心配な診断だったりすると
セカンドオピニオンを求めることがあります。

手術をしないといけないと言われたり
かなり困難な治療法になるって言われたり

重大な決断を迫られたときに

「本当にこれしかないのか」
「この方法で本当に大丈夫なのか」

ってことを別の医師や病院に確認するわけです。

これは、これでとても重要なことです。

自分の体ですから、それだけの決断をするにも
きちんと納得したいと思うのは当然ですし

「失敗しました」「間違ってました」では
済まされない場合だって多いですから。

 

ただ、基本的にセカンドオピニオンって
ファーストオピニオン、つまり最初の意見をまず大切にした上で

別の角度から説明をしてもらえたり
別の方法を提示してもらえることで

選択の幅が広がったり、今まで以上に納得出来たりと
メリットもかなりあります。

 

だけど、セカンドオピニオンって
別に担当医師を変えたり、病院を変えることを
目的としているわけではありません。

人によっては、担当医師の診断や治療方針に
納得いかないと感じる人もいると思います。

でも、それってこの先生が「ダメ」ということではなく
自分がきちんと理解できてないこともけっこうありますし

その先生にとっては、これが最善の方法と
考えて出されたと思うんです。

それを「あの先生はちゃんとやってくれない」と
別の医者に診てもらい、違うことを言われ

またちょっと納得いかないことがあると
別の病院に行って・・・

そういうことを繰り返して
どれが正しいのかわからなくなってしまう人もいます。

 

これって、病気になったときの
診察に限った話ではありませんよね。

 

誰かに悩みを相談する。
相手は真剣に考えて、アドバイスをしてくれる。
だけどそのアドバイスに納得できなかった。

別の人に相談する。
ある部分は納得出来たけど、ある部分は納得できなかった。

だからまた別の人に相談する・・・

結局、自分の納得できる答えを出してくれる人が
「自分のことを考えてくれてるいい人」で
納得できないアドバイスは聞き入れない。

その結果、悩みが解決できないと
「あの人を信じたのに・・・」って
その人を恨んだり。

自分の納得できることしか聞き入れないなら
相談なんてしないでいいと思うし

納得できない部分にこそ
問題解決の糸口があるのかもしれないし。

 

セカンドオピニオンというのも
大事なことだけど

まずはファーストオピニオンとの信頼関係を
築いていくことが一番だと思います。

そしてその人を信用したんなら
きちんとその人の言うことを聞くってことです。

セカンドオピニオンの本当の意味を
きちんと理解してないと、
かえって大変なことになってしまいます。

 

病気だけじゃなく、悩みを相談したりする上でも
まずは相手との信頼関係です。

この人のことは信じられるという人を
きちんと見つけることが出来たら
とことん信じてみることも大事です。

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