最近、自分が育ってきた家庭環境や
親子関係、特に母娘関係の影響が
問題になっていますよね。
実際にそういう問題を抱えている人が
非常に多いのも事実なんですが。
私自身は、そういった問題っていうか
トラブルって全然なかったと思ってたんですね。
過保護っていうか過干渉ってこともなかったし
進学とか進路で口出されたことも
ほとんどなかったし。
けっこう自分の意思で好き勝手
やらせてもらってたって思ってるし。
それこそ、友達関係とかでも
ちょっとやんちゃな子たちとも仲良かった時期でも
口出ししてくるようなこともなかったし
勉強に対して口出ししてくることもなかったし
習い事も自分のやりたいことをやらせてくれてたし
塾には入るつもりはないって言っても
特に怒られるようなこともなかったし。
母親の言うことを聞かないといけないって
思ったこともなかったし
けっこう、いい関係だと思ってたんですよね。
忙しかったから寂しい思いはしたけど
それでも、ちょっとした時間でも
子供と接する時間を作ってくれたり
自分たちのことをきちんと考えてくれてたし。
だけど、病気のことで
自分がストレスを抱えていたってことに
気付いた時に
それって、母親との関係が影響してるのかも!?
って思ったわけです。
いい関係だと思っていたけど
それは自分が、いい関係を頑張って
作っていたんだって。
「寂しい」って言わないとか
親に何かお願い事をしたり、わがままを言わないことで
親の手を煩わさないようにして
親がこれ以上忙しくならないように
余計なことで振り回されないようにって
手のかからない子を演じてた。
母親は忙しいから
過保護にすることも過干渉になることも
できなかったわけで
私の方から「距離」をとることで
いい関係が保ててた。
中学の頃に
「他の子って親に反抗してるけど
うちって反抗することないよねぇ」
って言ったことがあるけど
いい関係だから反抗しなかったんじゃなく
そういう関係を作ってたから
反抗しなかったんだなって。
親は私のやることややりたいことに
文句を言ったことはないけど
私が先回りして
「これなら親は困らないだろうな」って
考えて行動してたんだと思う。
母親は私のことをずっと
「要領よくうまく立ち回れる」とか
「けっこうドライな子」って思ってたけど
(いや、今も思ってるかw)
そういうイメージでいた方が
親が楽だって感じてたんだと思う。
だから、私が今の仕事を始めた時に
一番驚いていたのは母親だったし。
「あなたみたいにドライな子が人の悩みとか
聞いてあげちゃうわけ?」
ってびっくりしてたもんw
本当は人と関わることが大好きだったのに
自分の気持ちを出して、困らせるのが嫌だったから
人と距離置いて、トラぶりそうになると
その人の元を去って・・・
だから「自分大事のドライな人」
だってイメージだったんだろうなぁ・・・
一見いい関係に見えてても
やっぱり母娘って色々とあるんだろうなって
自分を振り返って改めて強く感じました。
そう考えると、うちの娘と私の今の関係って
どうなんだろう・・・