親も子供と一緒に成長していくんです。

「褒める」より「認める」

子供を褒めて育ててきた人には

それが脅しになっていたかもしれない
自分で判断できなくなってしまうかもしれない
やりたいことにチャレンジできなくなってしまうかもしれない

って、かなりショッキングな話だったと思いますが。

じゃあ、どうすればいいの?

褒めるより「認めて」あげようよってことです。

我が家では夕飯の皿洗いは子供たちの仕事です。
これは息子が小2の時から続いてるんですけど
今では息子と娘とで曜日を決めて分担しています。

で、皿洗いとかのお手伝いをしてもらった時って
褒める子育ての場合だと

「カイお皿洗ってえらいねぇ」
「ちぃお手伝いできてすごいねぇ」

って感じになると思うんですけど

これって、お皿を洗わなかったときはえらくないってこと?
これって、お手伝いしなかったらすごくないってこと?

ママはお手伝いしないとダメな子だった思うかもしれない・・・

て、子供は感じてしまうかもしれない
というより、そうやってプレッシャーになっていることが多いんです。

だけど、「認める」子育てにすると

「カイ、お皿洗ってくれてありがとう。
 カイがお皿洗ってくれたおかげで、ママはゆっくりテレビ見れちゃった」

「ちぃ、お皿洗ってくれて助かったよ。
 学校が忙しくて疲れてる時もあると思うのに
 いつもありがとうね」

子供達のやってくれた行動に対して
感じていることを素直に伝える

お皿を洗ってくれたという行動に対して
素直に感謝の言葉を伝える

そのことで、子供達は
「ママが自分に感謝してくれてるんだぁ」

って自分が母親の役に立てたことを
喜ぶようになる。

褒めるのと似ているような感じもするけど
実は大きな違いがあって・・・

褒めるっていうのは、ある意味「評価」しているわけです。

「○○できたからえらい」
「○○したからすごい」

「○○ができた(あなたは)えらい」
「○○したから(あなたは)すごい」

この(あなたは)っていう隠された部分が曲者で
その子の人格を評価しちゃってるわけです。

だけど、お皿を洗わなかったとしても
その子自身の価値が変わることはないですよね。

お皿洗いをしなかったからって人間失格になるわけじゃないですよね。

お皿を洗わなかったからと言って、その子供を
愛さなくなるなんてことないじゃないですか。

お皿を洗っても洗わなくても
その子はその子だし、親は子供を愛してることには変わりない。

だけど、褒められてばかりだと
子供は「やらないと認められない」と受け取ってしまう。

親はそのつもりはないかもしれない。
だけど受け取る方の子供は、褒められ続けることで

「褒めてもらえなくなったらどうしよう」
っていうプレッシャーに押しつぶされそうになりながら
親の顔色をうかがってしまうわけです。

でも「ありがとう」って感謝するのは
親の「本当の気持ち」をストレートに伝えてるわけだし

その子自身のことじゃなく、
皿洗いをしてくれたという「行動」に対してのことなので

その子がどうだってことを言っているわけじゃないですよね。

まずはいいことも悪いことも、そのまんま受け止めてあげる
その上で、子供の気持ちもきちんと受け止めてあげる

いいか悪いかの「評価」や
どっちがすごいとかすごくないって「比較」じゃなくて

その子自身をしっかり見てあげて認めてあげてください。

できても出来なくても、その子はその子なんだから。

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